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ヘアドネーション第二弾終了!

昨日、ヘアドネーション用に伸ばしていた髪を断髪してきました!
コロナ禍で生活が色々変わり、美容院に行く時間を確保するのも、感染リスクを考えるのも面倒に。
ヘアドネーションの理由をつけると髪を切らなくても良いんだよなぁと、そんなズボラな思いで初めました。別に誰に許可を得るものでもないのですが、何となくズボラが正当化されるというか・・・(笑)

ヘアドネーションを始めた頃は、断髪する頃にはコロナも終焉していて、コロナ禍の想い出になるかなと思ってました。
ちょっとした、出口の見えないコロナに対する願掛けの気分もありました。
でも、終焉はしなかったですね・・・(若干日常は戻ってきましたが)。

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寄附した髪の毛は、今回JHD&Cさんに寄付します。

https://www.jhdac.org/hair.html

提供した髪の毛は医療用ウィッグになり、18歳以下の子供たちに無償で提供されます。
「頭髪への悩みが遠因になって、子どもたちの持つ無限の可能性が閉ざされてしまわないようにする」ことを目的としているようです。

ちなみに、この団体が無償提供した方の症状以下のとおり。
50% 脱毛症
20% 乏毛症
20% 抜毛症
10% 抗がん剤治療による副作用

なお、医療用ウィッグを求める人は沢山いて、この団体が無償提供している子どもたちが上記の症状、というだけです。

集められた髪の毛は、長さ別に仕分けをされ、タイの工場で加工されます。
1つのウィッグを作るのに30-50人分の毛髪を使うようです。
アデランスさんの名前があったので、社会貢献活動の一環なのかも。

昔は人工毛のウィッグは触り心地が悪いと言われていましたが、それもかなり改善された様子。
選択肢も増え、人毛ウィッグのニーズは変わってきたかもしれませんが、別に私はズボラで良いだけなので、良かったら差し上げます、という感じです(ゆるいw)。

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このヘアドネ。
ヘアドネが良いこと、みたいな風潮は「髪の毛があることが良い」を助長するのではないか、多様性を受け入れていないだけ等の賛否両論も聞きます。
私は上述のように、「切らなくて良いなら楽チン~」的なノリでしたので、すごいことでも何でもないかなと思ってます。

夫が抗がん剤を始めた頃、やはり髪の毛が抜けていきました。
ただ、私も彼も薬学部。
衝撃でしたが、「脱毛とはこういうことか」と患者さんの状況を身をもって体験しました(興味津々の姿に看護師さんに若干ドン引きされた私w)。

脳腫瘍の手術は丸刈りかと思いきや部分的にしか頭を刈らず、脱毛は全部抜ける訳ではないので、彼は知らない人がみたらギョッとするようなまだら頭になりました。

それでも、彼はウィッグや帽子も不要と言い、まだら頭の不思議な姿で普通に歩いていました。ポリシーがあるから、というより、「別に俺は気にしてないし、このままでいいんじゃね?」位のノリでした。
そんな彼の姿に、そうよね、別にこれが彼なんだから、良いんじゃない?と思いました。また、周囲の人の視線を感じることもありましたが、世の中にはこういう人もいる訳だし、彼がどうしたいかが大切なので良いんじゃない?と思ってました。

だから、ヘアドネ、ウィッグについて周囲がどうこう言う必要はなく、本人が何を大切にしたいかを尊重してあげたら良いのでは?と思ってます。

私も「ヘアドネ、素晴らしいね!すごいね!」より、「お疲れさま~」の方が嬉しいかも。
実際、長い髪の毛は数本落ちているだけで存在感がすごくて(集まるとゴキブリかとドキドキする)掃除が大変でした。また、洗髪は濡らすと重くて、首が凝りました。そこは、自分にお疲れさましたいポイントです(笑)。

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実はヘアドネは2回目。
初回は10年前で、自分の直毛黒髪が好きだったので、一度はロングにしたくて伸ばしていました。で、挫折しないようにヘアドネを目標にしてました。
そして、ちょうどドネーション用に伸びた頃に実父が亡くなりました。
葬儀には長い黒髪で参列しました。

2回目の今回は、伸びた頃に夫が亡くなりました。

別に髪の毛は悪くないですが、さすがに3回目があると困るので、今回が最後のドネーションと決めています。
白髪も目立つし、髪も細くなってきたしね。

久々の美容院では、切られた髪の毛を見ながら、3年間を走馬灯のように思い出して泣けてしまいました。

「失恋したら髪を切る」(→昭和時代はそうでしたが、今も言うのか!?)、じゃないですが、彼が亡くなって間もなく100日。
前を向いて歩いていくためにも、頭を軽くするのは良いかなと思いました。


色々書き始めたら長くなってしまいました。
これで私のヘアドネ話は終わりです。
お読みいただきありがとうございました!



ねね、髪の毛切ったの、さすがのキミでも気がつくよね??

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