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50代になって稀有な人に出会えて、行動する事の大切さをあらためて感じた話



皆さん、おはようございます。

いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。



今日は「50代になって稀有な人に出会えて、行動することの大切さを改めて感じた話」
というテーマで綴ってみたいと思います。


「親ガチャ」ってなんだか残酷な表現



最近よく言われる「親ガチャ」という表現って、
なんだか心にグサリと刺さりませんか?


そんな私も親ガチャに外れた一人であるかもしれません。
親を恨んでいた時期もありましたから。


ところがいざ自分が親になってみると、
子供を傷つけるなんて全く思っていないし、

自分が親にされて嫌だったことは絶対しないと思っていますし、
全力で「子供のために」と思っています。


しかし現代で、
この「親ガチャ」という言葉が発生したという事は、


世代が変わっても同じように、
自分自身が子供の頃抱いた親に対しての嫌悪感(みたいなもの)と、
同じ気持ちをまた次の世代も抱いている

という事になります。


そして皆さんも既にお分かりだと思いますが、
この場合の「ガチャ」という言葉は、

「選べないし、ほとんどハズレ」という意味の、
比喩として使われているという事です。

ああ・・・
私も子供にハズレくじを引かせたのでしょうか・・・。
本当に心が痛いです。

でも親になるとわかります。
子供を不幸にさせたいと思っている親はほとんどいない、という事が。



人ガチャに当たった!


話しは変わって。

現在私は、フリーで様々な仕事をしながら生活しています。
そして先日も行ってまいりました。

そしてやはり、
新しい職場に行く時はいつも、
どんな人がいるかわからない不安と期待があり、
ピリッとします。


そんな中、
そこで年輩の男性に仕事を教えていただく事になりました。

その風貌はお世辞にも穏やかには見えないのですが、

言葉遣いは柔らかく、
丁寧な説明や指導をしてくださり、

また様子をうかがうと、
誰にでも変わらない態度で接している事もわかりました。

本当にとても印象の良い方だったのです。


そして空いた時間に、
その方と色々お互いの話をしていくうちに、

この方が物凄く稀有な方だという事がわかって来たのです。


それはとても良い意味での稀有な方という事です。


そしてこれまでの私の人生において、
こういった方には一人も出会えていなかったことに気づきました。

本当に物凄く貴重なご縁だったのです。

そして、冒頭の話に戻り、
それを表現し直しますと、


これは、「人ガチャに当たった」という事かもしれません。



それでは、
以下にその方が話してくれた事を書いてみたいと思います。


「僕はね、結婚してから奥さんとケンカしたことが一度もないんだよ。
もうかれこれ40年近くたつんだけどね。本当に仲が良くってね。
自分でも何でかわからないんだけど、怒ったことがないんだよね。
奥さんと僕の母親も全くケンカしないんだよ。何でかわからないけどね(笑)
良く実の母娘と間違われてね。だから、ホント幸せだね。
奥さんは水泳のインストラクターやっててね、主に子供に教えているんだよ。本当に子供が大好きなんだよ。毎日楽しいって言ってるよ。
そういえば最近はコロナでで出かけられなかったけど、前は良く家族みんなで色々なところに出かけてね。
僕がマイクロバスを借りて、皆をどこでも連れて行っちゃうからね。
もうバーベキューなんかも僕が全部用意してね。もう後は家族はバスに乗るだけ。でも大勢で行くと本当に楽しいよね。家族みんなでワイワイやるとね。そろそろ出かけたいよね。」
(この後、まだまだ続きますが割愛します)




以下、私の心の声

(えぇ!嘘でしょ?奥さんとケンカした事ないなんて。嫁姑が実の母娘のよう…絶対嘘だ!でも、嘘にしては具体的な話だし、一度きりのお仕事でこの人が私に嘘をつく必要もメリットもない。そしてめちゃくちゃ楽しそうな生活!でもそんな楽しそうな日常ってあるの?そんな男の人っているの?私はそんな日常を全く知らないし、そんな男性も知らない。何で?どうして?WHY?どうやったらできる?HOW?)




自分の脳内が大混乱していることがわかります。



まず40年近く奥さんに怒ったことがないなんて信じられません!


怒りを抑える事。アンガーコントロール。
これにはほとんどの人が苦慮しています。


しかしその方は、
アンガーコントロールを
意図してやっているわけではないようです。


「何でかわからないけどね」と何度も言っています。


この家族には「怒る」という概念がないのかもしれません。


まるで違う人種みたいです。



しかしこの方が日常の中で、

家族をとても大切にし、
人の悪いところを見ず、
目的をきちんと果たしている。


という三つの事をきっちりと行っている様子が伝わってきます。




そしてその後、

これまで出会ったことのなかった価値観の人の話を聞いた事で、
一瞬ショックを受けてしまい、

更に自分が過去に、
夫を憎んで離婚したことや、
自分の人生の経験の失敗を思い出しては、

罪悪感や劣等感に苛まれ、
モヤモヤとしてきました。


様々な人との出会いが生きるヒントを与えてくれる



しかし良く考えますと、
こんな話を聞けることは滅多にありません。


こんな素敵な話を聞けた自分は超ラッキーでもあるのです。


そしてすぐに、
これらは私に何らかの気づきを与えてくれているんだというように、
考えを切り替えました。

悪く考える事をやめました


そしてこの「人ガチャ」に当たったことを、

自ら行動したことのご褒美として、
自分自身の事もちゃんと褒めてあげようと思ったんです。


自分でこの場所を選ばなかったら、
この出会いはなかったんだと。


そしてこの方が与えてくださった言葉を大切にし、
その言葉をヒントに生きることができると思いました。


「人ガチャに当たった」

そんな言い方をするとチープに聞こえるかもしれません。

でも違います。
この偶然が超レアであり、
幸せへの最高のヒントをいただいたという意味なのです。


そして自ら色々な道を探り歩いていくと、

偶然にも、
道しるべとなってくれる人に出会える可能性がある
という事が
あらためてわかりました。


だから、とにかく色々な道を歩いてみるのです。


そしてその中で出会った道しるべをヒントに更に進んでいくと、
更に新たな出会いや気づきを得て、
少しづつゴールに近づいて行くことができるのです。


だからこそ、
自ら行動していくという事が重要なのです。


何度も失敗しても、いつからでも、です。

そしてアラフィフの私たちの人生はまだまだ続きます。

だからこそこの言葉をヒントに、
人を怒らず、人を許し、

もっともっと楽しいことに目を向けて生きてみようと思いました。



そんなわけで、偶然にも、

「結婚してから奥さんに一度も怒ったことがない」という、

素敵な人格者に出会え、
素晴らしい言葉をいただき、
生きるヒントを得た
事で、


出会いを自ら作っていくことの大切さを改めて感じたお話でした。


皆さんのお役に少しでも立っていれば、嬉しく思います。



それでは皆さんの一日が良い一日でありますように。
(※このお話は約2年ほど前の出来事です。)


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