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人の判断を誤らせる「認知バイアス」たち

人は一日に35,000回の決断をすると言われています。
およそ2秒に1回は決断を下している計算になりますが、その度にじっくり考えてたら、とてもじゃないけど追いつかないですよね。

そこで、人は判断を簡略化するためにヒューリスティックな思考を行なっています。
ヒューリスティックとは、完全な正解ではなくとも必要十分な答えを素早く得るための手法のことです。
例えば円周率は3.141592653...と無限に続きますが、普段の計算であれば3.14で計算すると思います。それで計算すると厳密な答えは得られませんが、必要とする答えを素早くを得ることができます。

脳の中でも同様の思考の簡略化が見られ、経験則に基づいて限られた情報から素早く実用的な答えを出すことで、日常の思考を支えています。
ただし、その答えは経験や先入観に基づいて導き出されているため、正しいとは限らず、認識上の偏り(認知バイアス)が含まれています。

認知バイアスは、重要な判断において致命的な間違いを犯す要因にもなります。
例えば身近な例で言うと、
・災害発生時、自分だけは大丈夫だと思い込む(正常性バイアス)
・裁判員裁判で表面的な情報(容姿、肩書き)に判断が引っ張られる(ハロー効果など)
・SNSでフェイクニュースを拡散させる(確証バイアス)
など枚挙にいとまがありません。

ヒューリスティック思考は多すぎる判断を片付けるために必要不可欠なのですが、重要な問題までも簡単に片付けようとしてしまいます。
認知バイアスは普段の意識の外で発生しているため、その考えを止めることは不可能です。しかし、その存在を知っておくことで、重要な決断の前に、立ち止まってバイアスに囚われていないか考え直すことができます。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
判断を誤らせる認知バイアスたちとその対策を一緒に学びましょう。

以下、完成次第アップします。

その2

(すいません、他にどうしても書きたい記事ができたので延期します。)

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