無敵のADHDになる。ドーラ作戦!-2。バインダーで幸せになりたい話

前回の記事よりドーラ作戦というものを提案してみた。

増えすぎたタスクを一旦捨てる勇気をもつ。
というものだ。
僕にとってのADHD特性とはメリットとデメリットが表裏一体だったところから問題点が出てくる。

付箋、ToDoリストをまとめた仕事管理や、科学の結果をもとにしたビジネス書で仕事術の手法を身につけてみたり。
とびきりの好奇心を持って身につけたスキルやツールもまた自分の多動性とか不注意に繋がったりする。

増えていく付箋、頭の中に蓄積していく仕事手法、こういった項目が目に飛び込んでくるだけでそれらのことが気になりすぎて「あれやっとかなきゃ、これを解決するに最短ルートはこれとあれを組み合わせて・・・。」といった具合に毎日頭がフル回転してしまう。

こういった問題を解決するバッファーを持たせるのがドーラ作戦だ。
で、ようやく本題の実際に実行してることを書いていく。

とりあえずボックス(物理)/(心)を用意する。

いきなり話をそらすが、僕の部屋は散らかることが多い。
レシートの管理もめちゃくちゃ苦手だし、始めたタスクは終わるまで安心できないので、ものを出しっぱなしにしていないとそのタスクを始めようというやる気すらスイッチが入らない。

だからそういった散らかりを一先ず一箇所にまとめる“とりあえずボックス”を用意することにしている。
実際の箱でもなんでも良い、床に放置でも良い、とにかく一箇所にまとめること。これが重要。
散らかった机のもの、床に散乱した書類、これらをダバァーーーーっとその箱にぶち込む。
どこか落ち着いたタイミングで、まとめてその書類やら出したものを片付けるのだ。
“とりあえずボックス(心)”に関してもそうだ、たまったToDoにしろ、やらなきゃいけない気がする仕事、家事、趣味など歳を重ねるほどに増えていく気がする。
何もしないタイミングでも「次はあれして、でもあの本って面白かったなぁ、そういえばあの機材気になってて・・・」といったカオスな思考が多動的に駆け巡ることになる。
「後で考えよう。」といった先延ばし的な考え方を持って、心の集約場所を作っていくことが肝心になる。

ドーラ自身は食べ物を台無しにしたけれど、“とりあえずボックス”はゴミ箱ではない。これが大事。
要は目の前に広がりすぎて注意がそらされるものを一旦どこかへ集約して、一つ一つ消化していくための儀式的な行いだと思ってほしい。
また「一つ一つ消化していく」という姿勢に変わるということはシングルタスクで物事を進めることができる点も有効性が高い。
タスク消化していく中で不要なものが見えてきたりもする。
一旦何かの形で集約する儀式は僕の中で効果がとても高かったし、これが生活の中の判断基準とか改善点での主軸になっている。

ADHD×バインダー最強説


何度でもいうがタスク管理が超苦手だ。
そこで行ったのが“とりあえずボックス”の設置だったが、その箱自体がカオスになりすぎても結局「わからないから全て捨てる!」という本末転倒なことが多々あった。
全てのタスクを一蹴するにしてもバックアップを持つ手法、それをシンプルにする手法が大事になってくる。
この問題を解決してくれる最強ツールこそバインダーである。
例えば、僕の中で必要な仕事が
作曲の案件・ブログ記事の作成・音響設営の資料整理など3つやらないといけないとする。
しかし、作業する机は1つ。
これまでであれば、3つの資料が机の上でごちゃついたり、各種メモ書きが一つのノートにまとまっていてより混沌としがちであった。
そこで出番になったのがバインダー。
これに白紙のコピー用紙を3、4枚挟んだものを複数用意しておく。
各バインダーには、それぞれの仕事専用のバインダーとして活躍してもらうといった感じだ。
僕の場合は「作曲プロジェクト毎」「音響資料用」「その日の打合せ用」「アイデア出し用」「ToDo確認用」みたいな用途に合わせたバインダーを用意している。
机の上は作業毎に小さな机を取り替えていくといったイメージで置くバインダーを変えていくことで資料のごちゃつきを解消するし、目の間にある情報はPC画面とバインダーのみというシンプルな状態になる。
この手段のメリットとして、このバインダーたちを一旦“とりあえずボックス”にぶち込んだとする。
そもそも、捨てるものがあらかじめ整理されたものなのでボックスの中身はゴミ箱ではなく、ある程度整理された引き出しの中身に変身していることだ。

要するに、捨てやすい環境を作る。

長くなってしまったので今回はここまで。
伝えたいこととしては、ADHDとしてどうしてもカオス化しやすい生活を
いかに簡単なツールでまとめて、常に何かを一旦放棄しやすい環境を作ることが大事だった。ということをお伝えしたい。
次はよりドーラに近づくべく、よりタスクを減らしていく方法を考察していきたい。
ではまた。


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