早すぎる人生のペース
私の世代は実家の家業を継いだり、若くして強目の国家資格でも取らない限り、最初に就いた同じ職場で定年まで働き続けるって難しかった世代だと思う。
本人のポテンシャルに関わらず、何回か転職してブラック企業から逃げ出したり、逃げ出せなかったりの運任せを少なからずしていると思う。
これって昔の定年まで一社だけを勤めてた人の人生の何倍もの速度で、走らされてるような気がしてるし、今のインターネットで下調べ出来る人の人生の何倍も回りくどいような気もしている。
世代みんながそうだから、私だけがどうにか逃れるってのも無理だろうから、それは仕方ないと諦めてはいるけど、こんな忙しなくやってると摩耗するよ。精密機械だったらとっくに壊れてるよ。なんて思う。
そして、これだけ詰め込んだら老成してしまうから、既にもう老後か?と錯覚するような思考になっているが、この考え方って私だけの問題か?と思うし、死の直前に見るらしい走馬灯はどれくらい速さかは知らないが、仮に10倍速くらい?で見るとしてコーヒー売ったと思ったら傘売って、今度はパソコンで数字入力してると思ったら別の物売ってと忙しなさそうで仕事の部分は振り返りたくないからダイジェストではなく最後の数年だけでお願いしたいとすら思う。
早すぎて振り落とされそう。