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園児の国語力

うーん。この記事は幼児教育の面から見ても面白いなと思った。

特に『図 保護者の子どもへの働きかけと子どもの学力の関係』はとても興味深い。
もちろん小さいうちは個々の発達の差はあるが
やはり、会話が成立する子や伝え方やコミュニケーションがうまい子どもはA層の家庭が多く。
会話を余り理解できない、伝え方やコミュニケーションが下手な子はD層の家庭が多い気がする。

また図で気になるのが『土曜日も学校で授業してほしい』という項目。D層の方がA層よりも多いが、これは「教育に関心がある親」というよりは「兎に角勉強させたい親」という考えが多いのかと思う。
保育園でも平日毎日+土曜日の週6日登園の子は、少し問題のある子どもが多い。

子どもでも疲れは出ます。
落ち着きがなくなり
集中力が低下すると
聞く力も弱くなる。
すると子どもは聞いて言葉を覚えるため
言葉の覚えが悪くなる。
言葉の覚えが悪くなると
人をコミュニケーションを取りにくくなるため
自分の思いを分かってもらえず
癇癪や問題行動を起こし
イライラしている事が多くなる。
落ち着きがなくなり...あとは負のループ。

他にも「子どもが小さい頃、絵本の読み聞かせをした」という項目。
2.3歳児の入園面接を行う時に
「あまり手がかからない」「1人遊びが好き」
「長時間預けたい」なんて言う方の
子どもほど余り話しが上手ではない。
考えられるのは親から言葉を教えてもらう機会が
少ないからだろう。

極めつけは2歳の子どもの親で
「もう文字に興味があって平仮名読めるのですよ」
確かにひらがなは読めたが空気は読めない。
話しは出来るが一方通行の話しで
こちらの話しを聞く事が難しい子でした。

反対に
「よく一緒に遊びます」「絵本を読んであげると喜びます」「親と余り離れた事がないです」などと言う家庭の子どもは
保育園に慣れるまで多少時間はかかりますが
よく話しを聞けて会話も上手です。

まぁ他にもこの図のA層とD層の違いは
見ていて大変興味深いです。

結局小学校入学前の学力の基礎をつくるには
読み書きなどを早く教える事ではなく
色々な体験をさせたり
身近な親との豊富な会話という
ありきたりな事が重要なのだと
改めて考えさせられました。

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