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母の教育方針、アートとの距離;日本とイギリス

私は2歳の頃から、美術館や博物館に行っていました。
私が、とてもとてもおとなしい子供であったこと。
趣味で日本画を描いていた祖母が美術館や博物館に行く習慣があったこと。
祖母が私をよく、連れて行ってくれていました。
そして、母の教育方針が、
「知識がなくても、分からなくてもいいの。
本物を見なさい!
本物を見ておけば、何が本物で、何が偽物かは分かるようになる。」
このことは私の人生に強い影響を与えました。

モネ、ルノアール、ガレ…
幼い私の記憶に深く印象に残っているのは、美しい色使いのもの。

美術展を見た後に、私が気に入った絵のポストカードを買ってもらうことが、
何よりの楽しみでした。
子供の頃集めたポストカードコレクションは、
今でも、大切にしています。

大人になった私が、自分で美術館に行くようになったのは、
子供の頃の習慣が影響しています。
私の妹は、大騒ぎ、大暴れするタイプの子供だったから、
美術館に行くことなどできるはずもなく、、
私のように美術館に行く習慣はほとんどありません。
同じ家族でも、生まれ持ったものが全く違うのは、
興味深いです。

イギリス留学して、感動したことの一つが、
イギリスの美術館は常設展は入館料を払うことなく、無料で見れること。
美術館の近くで働く人は、ランチを美術館の中庭で食べたりする。
小さな子供たちも、課外授業で美術館に来る。
ちょっと時間ができたら、美術館に行こう。

美術館は普段の生活に近い場所で、
アートと人の距離が、日本よりもずっと近い。
「次の大英博物館の個展は、〇〇だって!チケットとらなきゃね!」
そんな会話も、よく耳にした。

たった1枚の絵に、救われることがある。
私は何度も、そんな経験をした。
美術館で見た絵の前で、動けなくなったこともある。号泣したこともある。
コロナで家にいる時間が長くなった時、
大好きな絵のポスターに何度も励まされた。

言葉では上手く説明できないけれど、アートには力がある。
その可能性は無限大だと、私は思っている。
まだまだ日本では、世界と比べると、
アートの地位が低いように感じる。
アンティークだって、同じ。

目に見える、数字で表せるものだけでなく、
もっと感じるものを大切にすることができたらいいのに。

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