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「タイトル、拒絶」のレビュー

こんにちは。めろんぱんです。
今週は4回ラーメンを食べる予定があります。
胃もたれやばい。

今回は「タイトル、拒絶」のレビューを書いていきます。

この映画は2020年11月13日に公開されました。
Netflixで鑑賞しました。

<あらすじ>
雑居ビルにあるデリヘルの事務所。バブルを彷彿させるような内装が痛々しく残っている部屋で、華美な化粧と香水のにおいをさせながら喋くっているオンナたち。
カノウ(伊藤沙莉)は、この店でデリヘル嬢たちの世話係をしていた。オンナたちは冷蔵庫に飲み物がないとか、あの客は体臭がキツイとか、さまざまな文句を言い始め、その対応に右往左往するカノウ。
店で一番人気の嬢・マヒル(恒松祐里)が仕事を終えて店へ戻ってくる。マヒルがいると部屋の空気が一変する。何があっても楽しそうに笑う彼女を見ながら、カノウは小学生の頃にクラス会でやった『カチカチ山』を思い出す。「みんながやりたくて取り合いになるウサギの役。マヒルちゃんはウサギの役だ。みんな賢くて可愛らしいウサギにばかり夢中になる。性悪で嫌われ者のタヌキの役になんて目もくれないのに・・・。」
ある時、若くてモデルのような体系のオンナが入店してきた。彼女が入店したことにより、店の人気嬢は一変していった。その不満は他のオンナたちに火をつけ、店の中での人間関係や、それぞれの人生背景がガタガタと崩れていくのだった・・・。
【Filmarksより】

予告編はこちらです。

主演:伊藤沙莉
監督:山田佳奈
出演:恒松祐里、佐津川愛美、片岡礼子、でんでん、行平あい佳、モトーラ世理奈、田中俊介、般若、ゆかわたかし
脚本:山田佳奈

評価
演技:5
セット:4
ストーリー:4
演出:3
イケメン:1
総合:3.6

【演技】
伊藤沙莉と恒松祐里の演技力が圧倒的。
なんの演技をしても本当にいるかもしれないと思わせる伊藤沙莉の存在は映画界にとって貴重だと思いました。
恒松祐里は何をやっても本当に上手い。
キラキラしたヒロインから性悪な悪役、今回のような闇を抱えたデリヘル嬢まで出来てしまうなんて本当にすごい。

【セット】
デリヘルの待機室が主な舞台。
実際に見たことも行ったことも無いので、どれくらいリアルなのかは分かりません。
でも、照明の感じがセット感がなくて自然だったと思います。

【ストーリー】
自分のできなさを誰かのせいにしたい。
自分が不幸な家庭環境に育っていれば言い訳できたのに。
自分の感情が出せないところが嫌い。
自分がもっと愛されて育てばこんなことにはならなかったのに。
結局みんな、ないものねだり。
そんな感想が1番最初に浮かびました。
救いは無いし、ハッピーエンドかバッドエンドかは自分次第。
この映画も現実も。

【演出】
デリヘルが舞台にも関わらず、全くエロくない。
女性が監督、脚本なことが関係あるかは分からないが、エロさを出さずに人間の感情の動きや関係性の変化をしっかりと描いていました。

【イケメン】
いません。

【総合】
「私の人生に、タイトルなんて必要でしょうか?」
「タイトル、拒絶」

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