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メロンのプランター栽培ガイド:初心者向けの栽培管理を徹底解説

はじめに

プランター栽培メロン

メロンのプランター栽培は、初心者でも楽しめる素晴らしい活動です。
手軽に始められる上に、自分の手で育てたメロンの収穫は格別の喜びをもたらしてくれます。
この記事では、メロンのプランター栽培に必要な専門知識を詳しく解説。
これを読むと種から苗からメロンをプランターで育てることできるようになります。

メロンの選び方と準備

メロンの品種選び

こちらの品種もおすすめ

メロンのプランター栽培に適した品種として、「ベランダdeメロン」をおすすめします。これは初心者にも育てやすく、甘みが豊かな品種です。他にもスーパーに売られているメロンから種を採取して育てるなどの選択肢がありますので、特徴や栽培条件について解説します。

苗の購入場所や注意点

メロンの種まきから始める場合は、種苗店で購入。または、既に発芽した苗を購入することもできます。苗の状態の確認方法について詳しく解説します。苗を購入する場合は、なるべく茎や葉がっしりとしたものを選ぶようにしましょう。

スーパーや果物販売店でメロンを購入して種を採取する場合は、スプーンで種だけを取り出しザルなどで洗い種を乾かして置きます。これを種まきのときに使用します。

プランターの設置と土作り

必要な資材と道具の準備

プランターサイズや形状の選び方、土や肥料、支柱などの資材と道具の準備について説明します。これらの準備が整っていないと、メロンの栽培がうまくいかないこともありますので、注意点を解説します。

適切なプランターサイズの選び方と配置場所の決め方

プランターの適切な設置場所
メロンは日当たりがよく風通しの良い場所が好きです。
メロンは雨に当たってしまうと病気になってしまうので、雨に当たらないハウスや軒先、ベランダなどに設置しましょう。

土の選び方と配合の調整

土の質やpHの調整、有機質の添加などのポイント
土はホームセンターなどで売っている市販の有機培土をするといいです。
消毒されているしpHの調整なども気にすることはありません。
また、肥料として緩効性化成肥料を混ぜておくと肥料がゆっくり長く効いていくのでおすすめです。

土の消毒と水はけの確保

受け皿が一体型のプランター

病原菌や有害な微生物からメロンを守るために適切な水はけを確保します。
そのためには排水対策をして水はけを良くします。

プランターの下に受け皿を設置し、余分な水分がそこに溜まるようにします。受け皿が一体型のプランターもある。これにより、プランター内の水が一定のレベルを保ち、適切な水はけが確保されます。

適切な土を使用することが重要です。
通気性があり、水をしっかりと保持しつつも余分な水分を排出することができる土壌を選びましょう。

一般的には、パーライトやバーミキュライトを混ぜた軽くて砂の入った土が適しています。
水はけの悪いと軟弱になってよく育ちません。

メロンの種まき

メロンの種

これから紹介する方法はハウスや温床マットなどの設備を使用しないで太陽光のエネルギーで土を温め、発芽や生育に必要な温度を確保します。
なので、春先の低温期の育苗は失敗で多くなるので夏の温かい日がおすすめです。どうしても春に植えたいのであれば、水のかけすぎや温度不足に注意しながら管理しましょう。

種まきの手順の解説

種をポットへ直接まくと、土の量が多いので、低温期はなかなか地温が上がってくれません。
できるだけ地温が上がりやすいように土の量が少ないセルトレーにまいて育苗がおすすめ。
セルトレーの規格は72穴のものが水管理や温度管理が容易です。
または、プラスチックの容器の底に穴を開けてセルトレーと同じようにできます。

  1. 種まきは指で土の上から押して種まきの穴を開けます。

  2. 穴に種を置いて、軽く土と種を密着させるために人指し指で押える

  3. 土を被せる

種まき時期

種まき時期は目的とする定植日から逆算して割り出します。

例えば、メロンを5月5日に定植を予定した場合。
育苗期間は25~30日なので種まき時期は4月5日~10日になります。

もう一つは、最高気温16度以上になるまで待って種まき。

最高気温16度で種まきができる。
太陽光育苗では、最高気温16度で霜の心配がなくなるので苗の植え付けもできるようになります。

種をまく時間は地温が高まっていく晴天の午前中がいいです。

温度管理と湿度の調整の重要性

太陽光での育苗苗は、直射日光、外気や風にさらされることで、定植後の露地環境への適応能力が高い苗になります。

発芽後のケアと苗の成長に関するアドバイス

太陽光育苗は日暮れ前に室内に取り込み夜間の冷え込みから苗を守ってあげます。
日が暮れると急激に地温が低下するので、日暮れ前に苗を室内にいれ、夜間は室内で管理します。夜間の温度は15度以上が理想です。

これを毎日繰り返します。

雨天の場合は、できるだけ明るい室内で管理し、曇で寒い日は無理に外に出さずに雨天と同じように管理します。

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