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【長男】帰り道に声をかけられて

 現在高校生の長男が小学校3年生の時の話です。

 イラストは「みんなのフォトギャラリー」から使わせていただいています。ありがとうございます。
 
 以前書いたのですが通っていた小学校では週3回ほど体育館開放がありました。
 
 地域の方や保護者の見守りの中でボール遊びなども出来ました。
 
 長男は小1の時から気に入って毎回のように参加していました。親も見守りのある場所で遊ぶことは安心なのですが、3年生になると帰りがだんだんと遅くなってきたことが気になっていました。

 スタッフさんとも仲良し

 ずっと通っているおかげもあり、すっかり見守りのスタッフさんと仲良くなった長男。
 
 次第に最後の片付けも手伝うようになっていました。
 
 現在住んでいる九州は春から夏にかけては19時まで明るいので、小学生でもそれくらいの時間まで遊んでいる子もいるのですが、神奈川は18時を過ぎるとかなり暗くなります。学校からの推奨は17時には帰宅しましょうと言われていました。

 お手伝いしてから帰ると18時近くになり、小学生の姿がほぼいない通学路を帰ることになるので心配していました。
 
 そんなある日。
 
 長男がすごく困った顔で帰って来ました。
 
 手に飴玉が握られています。
 
 話を聞いてみると帰り道に知らない人に声をかけられ、飴を貰ったとのことでした。
 知らない人から飴を貰ったことに怒られるのではないか。と思ったようでした。
 
 ひとまず「お母さんに話す前に食べなくてえらかったね。」と安心させて、「帰りが遅くなると危ないから、みんなが帰る時間に帰ろうね。」と話しました。

 心の中は心配と不安がグルグルと渦巻いていました。
 
 おそらく飴を渡した人に悪意はないと信じたいですが、飴は食べずに廃棄し、小学校に念のため今回のことを連絡をしました。
 
 その後、長男は自分がやりたい習い事の日が増えて行ったので体育館開放に行くこと自体が減り、行ったとしてもお手伝いはみんなが帰宅する時間までの範囲でするようになり、帰りが遅くなることは無くなりました。飴をくれた人に会うこともその後は無かったようです。
 
 神奈川の時も、今住んでいる地域も集団下校は無いのですが、中学くらいまではなんとなく近所の子達と、もしくは兄弟で帰ってくるようになりました。
 
 帰り道には気をつけて無事に元気に帰ってきてほしいなと子どもが中高生になった今でも思います。
 
 最後までお読みいただきありがとうございました。

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