いつか立ち上がる日
此処から立ち上がれるなら
何処にだって行ってみたい
両膝をついて地面に何度も拳を叩きつけた
血が流れ固まりまた血を流して叩きつけた
片膝を立て立ち上がろうとしたことも
何度だってある
でも現実を知るたび
絶望は深くなった
そのたびうずくまり号泣して
地面に拳を叩きつけるしか他になかった
もしも此処から立ち上がれるなら
両膝の砂を傷だらけの手ではらえるなら
見てみたい
前を向いて力強く歩き出す姿を
感じてみたい
自分を生きるという意味を
いつか陽の光が
背中を押してくれてるみたいに
現実の険しい道で一歩踏み出せるなら
この手の傷がかさぶたになるように
心の傷もかさぶたに
なってくれる日がくることを
今は祈って
ただ祈って
祈ることしかできない
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