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【詩】生きることをあきらめなかった

生まれ変わったら
何になりたいのか
そればかり考えて
生きてきた

途方もない荒波が
何度も何度も
私のこころをのみこみ
生きてるのが精一杯だった

現在を生きるなんて
現在を受けいれるなんて
私にはつらすぎて
できなかった

今はわかるの
その全てがあって
今の私が存在するって

その全てがあって
私というひとりの人間は
できているんだって

かなしみの淵に
長い長い間
片手でぶら下がってた私は
やっと両手で
力強く這い上がり
地面に立ち上がった

ここまでの歳月を
なんて呼べば
いいのでしょうか?

私が今わかることは
私はあきらめなかった
生きることを
あきらめなかった
ただ
それだけです

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