哀しみの一線を越えた時

私もそっち側の
人間になってたかもしれない
そんな一線が人にはある
ギリギリのところで
こっち側に引き返せた人
どうしても自分の力だけでは
こらえきれずに
一線を越えてしまった人
それだけ重く深く
心にのしかかってるものは
人の理解も越える
だけど私はそっち側に
いたかもしれないから
それだけで何かが
わかるわけではないけど
哀しみに終わりが無い気がして
こっち側に踏みとどまれたのは
何故なのか
私にもわからない
ただわかるのは
そのおかげで
あの永遠に思えた涙に
終わりがきたということだけ

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