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脱・育児困難!


前回は「育児困難」と「リスクタイプ」について書かせていただきました。

前回の記事を参考に!



今回は、育児困難に陥ってしまう際の親の状況や、親から子への影響、それを改善するためのポイントや実践した事等を書いていきます。

〈育児における親から子への影響〉

子供が言うことを聞かない、癇癪がひどいなど、子育て中に子供の言動に悩むことが多くあると思います。子供が困難に立ち向かえなかったり、他人に共感できない状態は、最近よく聞く『自己肯定感』が低い状態とされています。こういったっことが積み重なり「育児困難」に陥ってしまうわけですが、この状況になってしまう前に考えないといけないことがあります。

『子供は親の映し鏡』

ということです。

つまり、子供の自己肯定感が低いと親の自己肯定感も低い、という可能性が高くなります。自己肯定感を簡単にまとめると、

自己に対する肯定的な捉え方

です。その中の要素には以下のようなものがあります。

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※自己肯定感については後日まとめていきます。


近年、子供の自己肯定感の低下が問題視されているようですが、それ以前に親からの影響も関係していると考えられます。


親の自己肯定感の低さを子供に投影してしまう

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ということが起きてしまいます。つまり、親自身が肯定的な評価ができないと、子供に対しても否定的な評価ばかりになってしまい、子供の自己効力感が低下してしまう、ということになります。そうすると、「自分はダメな子なんだ」という思考に陥り、次第にもっと手を焼いて親の注目を浴びようとしたり、逆に何をするにしても消極的になったりすることがあります。結果的に子供の自己肯定感を低下させてしまいます。

我が家でいうと、

私たち夫婦は、「しっかり者の長女タイプの嫁」と「完璧主義で心配性の夫の私」の組み合わせであり無意識のうちに「できる限り完璧な育児」を目指していたように思います。子供のために…と頑張りすぎておりました。おそらくそれが「育児困難」を感じさせる要因となり、子供にも影響させていたように感じます。特に私においては、子供の頃から「〜してはいけない」とか「〜はダメだ」といった事を言われることが多く、自分が嫌だった事を無意識に子供に求めていてしまっていたように思います。自己肯定感でいうところの自己受容感自己決定感が低い状態と思われます。


〈脱・育児困難のために〉

今までに育児困難になるリスクや親からの影響などをあげましたが、実際に育児困難から脱却し毎日を楽しく過ごすにはどうしたら良いのか。私たち家族(特に親)が実践した事を挙げていきます。

・『良い親』であることを意識しない

 親は子供にとって『良い親』でありたいという気持ちを大抵の人たちは持っていると思います。しかしこの思いが強すぎると、親の肯定感の低さを子供に投影してしまいます。また、いざ怒ってしまった時に「自分はダメな親だな…」と一憂していると子供にも通じてしまいます。そもそも『良い親』の基準は自分たちが勝手に作り出した虚像であり、子供にとって親は皆『良い親』なのです。今の自分自身を認めてあげる事から始めました。こういった考えを夫婦間で共有しました。


親自身のアンガーマネジメント

 子供が言うことを聞かない時、ついカッとなって怒ってしまうことがあると思います。アドラー心理学でも言われていますが、『感情は手段』であり、「相手を屈服させるのに手っ取り早いから怒る」と考えることができます。ですので、短期的に見れば効果的に思えますが、長期的に見れば子供の自己肯定感を低下させてしまうことにつながります。そのため、すぐにキレることを予防するためにアンガーマネジメントを学びました。具体的な方法としては『6秒間、俯瞰的に子供を観察する』ということを実践しました。ちなみに子供自身にも『怒りそうになった時の呼吸法』を絵本を通じて教え始めました。(※最近は子供版・アンガーマネジメントの絵本があるんです。)


『二者択一』で選択させる

 モンテッソーリ教育などでも取り入れられているそうですが、自己選択力を育むことが自己肯定感を成長させると言われています。遊び、食事、等すべて親が決めてしまうと、子供の自己決定感が生まれずに自分では何もできない子供になってしまいます。ですので、我が家では『今日着る服』を2セット準備して選ばせる子供自身が選択する自己決定権を与える事から始めてみました。これは今後もいろいろ試してみようと考えています。


・夫婦間でコミュニケーション

 当たり前のようですが、意外に出来ていないことが多いのが、『子供のあれこれを夫婦間で共有する』事です。男性は仕事で1日の半分以上外に出ていることも多く、日中の出来事は嫁に聞くしか確認できません。「子供が最近何に興味を持っているのか?」と聞かれて答えられないパパ達は焦ってください。そういう場合『ママ達の声』も届いていない可能性大です。そういった夫婦間の認識のズレが互いの育児困難さに影響してきます。ママ達は実際に育児をする時間が長く、パパ達よりもっと多くの悩みを抱えています。週に数日、一日10分でも良いので子供達が寝た後にしっかりと会話をしてみましょう。新たな発見ばかりです。


以上、色々あげましたが、他にもいいろんな事を実践中です。こんな事をいろいろ試しているうちに、以前のような育児困難さは少なくなってきました。また子供にも少しづつ変化が見え始め、今まで一人で出来なかったことを自分からやりたがるようになってきました。

まとめると、

親が変われば子も変わる!!

ということです!


今回はこの辺で終わりになりますが、今後も子育てに関する学びを記事にまとめていこうと思います!

ではまた!!

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