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未知なる道に進む推し(第五人格)

書き忘れていたが、私は第五人格というeスポーツの試合を見るのが大好物である
幾千通りの戦略、心理戦を制するお互いの駆け引き
反射神経だけでは勝てない、知能戦が非常に面白くて惹きつけられる
そんな第五人格のプロチームが戦うリーグ戦夏季IJLが本日から始まった
私が注目していたのはSCCARZというチーム
前シーズンでは世界大会4位まで登り詰めた強豪チームだが、今季、選手の入れ替えが一番多いチームである
まだ不安定要素が強いのでなんとも言えない状況の中、私が特に推している選手がいる

未来館選手である
彼は実直真面目で常に謙虚
鍛錬を怠らない努力家、そして他人へのスーパー配慮を欠かさない誠実な選手である
プレイも勝負強く、詰め将棋の様な戦略が魅力
そして性格的に不器用かつちょっとユニークで独特な感性を持っている
勝手ながらちょっと自分と思考が似ているのでずっと親近感があるのと、その人柄ゆえに「応援したい」と思っていた

未来館選手は古巣であるSCARZチームへ復帰したが、元々BO1ハンター(第1戦のみ)として活躍してきた
試合は3セットが基本
そのためBO1ハンターは使えるキャラ幅が狭くする代わりに
・スキルの練度を高めて勝ちをもぎ取る
・後半ハンターが使いやすいような相手キャラを潰す
・味方に勝利をもたらすことでチームを勢いづける
という役割がある
後半ハンターはキャラ幅の広さ+高い練度が求められ、2戦目、3戦目以降も活躍しなければならず、チームの守護神として常に相手に立ちはだからなければならない

元々キャラ幅が狭いBO1専門ハンターだった未来館選手だったため
「あれ?SZには元からいるハンターもBO1だしどうするんだろう?」と不思議に思っていた

いざ試合開始で蓋を開けてみれば衝撃!
なんと彼は後半ハンターに転向していたのだ

先日の配信では「移籍はすごく悩んだ」「本当に悩んだ」「まぁ、見ててくださいよ」「頑張らないとなぁ…頑張らないと…」「時間がね、あんま無くて」と繰り返していたのはこれだったのか、と思った

去年は古巣を出て日本最強チーム「ZETA DIVISION」にいた未来館選手
毎年どんどん修羅の道を選んでいる気がするのですが・・・

慎重で実直な性格の彼がこんな決心をするとは相当思い切ったというか、かなりの覚悟を持って決断したんだろうなとしみじみ感じた

個人的に見ていて多分きついと思う、物凄くね
「移籍に当たってはいろんな択があった」と語っていたためBO1専属でお願いしてきた他チームもいただろう
しかし彼はとても律儀な性格でもあるため、後半ハンターを求めているSZに舞い戻る決心をしたのだろう

やったことのないことに挑むって、とてつもなく不安だし進んではやりたくないと思うのが人間だと思う
だって未経験であるが故、未開拓な道を新たに開拓するのは今までの何倍も努力と労力が掛かる
失敗しやすいし、何度も苦渋を嘗めさせられると思う
成長速度も今までよりも掛かる
「挑戦」と言えば聞こえは良いが、傷だらけになりながら成功を夢見て心折れず、突っ走らなくてはならない

頭が良いと評される未来館選手もそれは承知の上だと思う
でも敢えてそこにチャレンジする
そのスピリットと姿勢を高く評価したいしこれまで以上に応援したくなった

私も正社員から今フリーランスという未知の領域で足掻いているからね
余計に「あー、自分も頑張らなければ」とチャレンジする姿に鼓舞された
人ってみんな安全で堅実な道を行きたい生き物だから

1年半前、私がこの選択をした時周りからいろいろ言われた
「転職ってね、今までの経験値を生かしてするものなの」「それなのになんで今までのキャリアを捨ててそんなことをするの?」「そんなの上手くいくわけないから!!」とかね
紆余曲折があり、悩んだ末の決断にとやかく他人に言われることが我慢ならなかった
そもそも全くの他人が人の人生に口出しするのもおかしな話である
でも安全地帯から抜け出して思い切った決断をすることを応援してくれる人もいた

様々な批判もあると思う
それでもあえて茨の道に挑んでいく彼の姿に胸を打たれるような思いだった
まだ慣れないながらも負けずに懸命に戦うプレイから、推しのチャレンジ精神と努力が報われますように、と願わずにはいられなかった

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