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「瘡蓋」
晴れた良い朝だった。ある曲を聴いて、ふと思った。心の傷はどうなったかな、って。
その曲をlive ver.にしてもう1度聴いてみた。ぺりっと剥がれて、もう殆ど痛みは無かった。あの青い鳥に帰りたくなった。
約半年前から、あの場所からはもう居なくなってしまおうと決めていた。あの1日が背中を優しく押してくれた気がして、帰って消した。一つだけ残して。
今日、帰り際に職場で頼み事をされた。とても真剣で、1人の人間の人生に大きく関わりそうな頼み事だった。断る理由は無かった。私がこの仕事にしがみついている1番の理由を、そこで発揮できそうな気がして。結果なんて出せなくてもいい。何かの刺激になればいい。
人生の舵を切るのは、間違いなく自分自身である。それ以外の人間は、船乗りや波、岩や氷にはなれても、舵取りにはなれない。俺なんて精々船に当たるひと粒の石ころ程度にしかなれない。分かっている。それでも、その石ころひとつで面舵や取り舵を切ってくれるかもしれない。それなら、石ころをぶつけるまで。
私は今まで、色々な人に支えられっぱなしで生きてきたと思っている。共通の趣味を楽しく語り合える、支えとなる人がいたからこそ、楽しくて長い青春を送れたって思っている。
昔書いた記事に、「縁」についてだらだらと綴ったものがある。
この時は、その縁に感謝しながらも、瘡蓋を思いっ切り剥がせるくらいにはなっていなかった。剥がしたら、痛くて、治りが遅くなる気がして、そっと傷を放っておいた。
時間が何とかしてくれる、という言葉は嫌いだ。何とかするのは、その時間を生きる己自身だと考えているから。だけど、結局時間に身を任せるうちに何とかなってしまったんだなぁ。良い事なのか分からないけれど、その縁をこちらから投げかけて、それを繋ぎ直してくれた人達には感謝してもしきれないです。本当に、もう1度縁を繋げてくれてありがとうございます。
Twitter : Melancholy_S69
こちらにて、青い鳥の囀りを再開しました。
正直、誰かにこの独り言を聞いてもらいたいだけです。週明けに控える試練に、ひとりだととても心細かっただけです。よろしくお願いします。
こちらのnoteをフォローして下さっている方でTwitterのアカウントをお持ちの方、是非縁を繋げては頂けませんか。そしてTwitterにて縁を繋ぎ直してくれた方、是非こちらの雑多な独り言にもお付き合い頂けませんか。もしも「Yes」を返してくれる人がいれば、私は幸せでございます。
今日の1曲、今朝聴いて思い至った曲。ムック「百合と翼」。歌詞と朝陽に溶け込むように、私の傷は跡を残しながらもほぼ治ったと言えるくらいになってくれた。私を支えてくれた人達へ、少しでも何かしらの形で恩返し出来るように、何とか息を続けます。
季節外れの、
桜の香りがするお風呂に
浸りながら雑多な文を残します。
二人なら 道無き道さえも行ける
生まれ落ちた 悲しみを紡いで
今を 現在を 繋ぐ
君がくれた 消えた夢の欠片
共に未来を抱いて
生まれ変われ 悲しみなど捨てて
今は 君と 飛べる
そして 何時かの霞んでた空が
光輝くように
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