SEKAI NO OWARI「サザンカ」を聴いて泣ける、救われる、励まされるひとが、ほかにもきっといるはず。
それはアマゾンミュージックだったか、YouTubeだったか、もう定かではないけれど。ふと、流れ込んできた歌に、釘付け?耳付け?になった。
夢を追う君へ
思い出してつまづいたなら
いつだって物語の主人公は笑われる方だ
人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ
だめだ、いまも歌詞を書いているだけで泣けてくる。涙腺崩壊。なんだってこんなに、こころを揺さぶられるのか。それはまるで、わたしたち親子を、勇気づけてくれているようなフレーズだったから。
「人生にはまさかのことが起こるんです」
田中圭主演のドラマ『先生を消す方程式。』のキメ台詞のひとつ。
ほんとに、人生にはまさかのことが起こる。いま、わたしたちはさまざまな「まさか」の事態に遭遇している。
再起した息子。コロナでチャンスを2度失った
そのひとつが、息子が目指していた県大会、関東大会、全国大会につながる大会の予選が中止になったこと。
その大会めざして、日々練習していたのに。筋トレしてたのに。結果出して、スポーツ推薦狙っていたのに。勉強はもちろん、してなかった。。。
緊張で実力を出し切れず、泣いたあの日から
優勝だって夢じゃないと言われて挑んだ1年前の大会で、息子は初めて試合後に泣いた。緊張のためか、前日は眠れず、何度も試合要綱を見直したりして。
いつもなら、相手が年上だろうが、物怖じせずに挑んでいたのに。「負けたら坊主にするわ」というくらい、自信をもって挑んだ大会だった。だからこそ、悔し泣きしたんだ。
わたしは、観客席から、おろおろと、見守ることしか、できなかった。
メキメキ上達。泣いて、強くなった。
わたしの心配をよそに、息子はまた目標に向かって練習に励む日々となった。メキメキ強くなって、いよいよ!ってときに、コロナ。。。
そんなとき、たまたま耳にした曲がSEKAI NO OWARI「サザンカ」だった。
夢を追う君へ
思い出して くじけそうなら
いつだって物語の主人公が立ち上がる限り
物語は続くんだ
これはわたしが、息子にかける言葉。
散々じぶんたちに重ねて聴きながら、歌詞を追い、涙した後に、ふと
「サザンカ」についてネット検索してみて納得。
2018年平昌冬季オリンピック・パラリンピックNHK放送テーマソングって。恥ずかしながら、知らなかった。こんなすばらしい曲なのに。
ああ、でも、いまだったんだな、わたしには。
音楽との出会いは、人との出会いと同じくらい不思議。
出会うべくして出会う。絶妙なタイミングで。
ありがとう、SEKAI NO OWARIさん。
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