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バースデーカードと水着の思い出と

今日、中学の友人からバースデーカードが届いた。

手書きのカードをポストに見つけた時、
その文字に心当たりがあった。
手書きというのはその人の個性が見られるから
文字を見ただけで親しい友人の顔が浮かぶ。

今はメールにとって代わり、
それは便利で早いけど、文字から滲む人柄は手書きならでは…だ。
あたたかい言葉に心から湧く喜び。
すぐにお礼状を書いた。

私達、中学時代、タイプは全然違うのに本当に仲が良かった。
中学3年生の夏休み、仲良し3人組で地元の市民プールに行った。
その帰り、私たちは横並びでおしゃべりしながら
友人の家まで歩いて帰った。

水着のまま

肩からタオルを下げて、おしゃべりしながら、
ケラケラ笑いながら。

水着のままで


今でも私たちは会う度に「ねえ、覚えてる?」と言って
そのプールからの帰り道、水着のまま住宅街を堂々と歩いて帰り、
友人のお母さんに「そんな恰好で帰って来たの!?」と呆れられたことを話しながらお腹を抱えて笑いあいます。
中学3年生が水着で街を闊歩した姿を思い出しながら。
懐かしい思い出です。

コロナ禍もあり、久しく会っていないけれど、
どんなに会わなくても変わらない関係。
どんなに離れて違う人生を歩んでいても、
会うと、先週も会ったように話が始まる仲。

私にはそういう友人がいます。

カードをありがとう。