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30手前にしてジャズが心地よくなった

30を目前としていると言う恐怖にあまりにも耐えられず、ガンガンと頭は偏頭痛で喚き散らしていて、アイマスクをしても寝付けず、どうにもならないのでノーシンピュアとメイラックスをとりま、流し込んでアレクサに一言言った、

「ピアノジャズを流して」

ピアノトリオを流しまーす

普段のアレクサの声でアレクサが答えた。
落ち着いたピアノトリオを流すアレクサ。

あーなんか、沁みる。沁みるのだ。沁みる。
沁みすぎて涙が出てきた。
おかしい。学生の頃なんてジャズなんて寂れた大人の聞く、汚らわしいオシャレにかぶれた情熱も何もねえ終わった音楽だと思ってた。情熱がねえっていうか、情熱の傾け方をオシャレに全振りしちゃったいけすかねえ臭い音楽だと思ってた。

しかし無垢で尖っていたあの頃と違って、10年経って、偏頭痛に悩まされるくらい人生と向き合ってきた今聞くとまた違う。

好き、とまではまだ行かない。

が、大っ嫌いだったジャズで涙を流すとは、夢にも思わなかった。

うるっせえジャズはどうでも良いのだ。
なんか、落ち着いたやつは、人生の酸いも甘いもの受け止めてくれる気がして、心地よいと感じるようになった。

若い頃はもっと内向的に病んでたから、(毒親育ちだ、仕方ない あの頃は本当に、訳も分からず死にたかった)
レディヘのKID Aとか、Nirvanaとか、分かりやすく病んでいた。
いやそもそも毒親だと生まれた時から病んでるので病んでるって言うのか?て感じだが、そんな感じだった。
もしくは菅野ようこや澤野弘之のわかりやすくメロディラインの美しく感動的な曲で涙を流すとか、そんな感じだった。

ジャズ?そんなもん、あんな難解でめんどくさい人の心に寄り添わないクソみたいな音楽聞けるかよ、コードがまどろっこしくてイライラするし(同じ理由でロマン派も苦手、ショパンとか)眠いし、ウザいし、オシャレぶってて腹立つ、聞けたもんじゃないね

そんな感じで、ジャズを毛嫌いしていたが、もうなんか…30年近く苦しんでると、もう己を労わろう、と言う気になってくるのだ。
そう、己を労る音楽なのかもしれん、ジャズは。(あくまで落ち着いたやつのことを指してる、アップテンポなのは普通にかっこいいよね)

なんかもう、、つかれたよね
なんもしたくない、なんも考えたくない、なんもやりたくない、誰にも会いたくない、虚空を見つめてたい
そんな時にハマるというか、
瞑想するのに適していると言うか、

知らないジャズって、圧倒的に次のコードの予測が無理だし、メロディもわかんないし(スタンダードにしてもジャズのことを全く知らないのでわからない)

逆に何も考えないで済む。巷の楽曲は聞いてると頭の中が勝手に批評を始めたり、この音いいなとか、考えが安まらないが、全く知らんし嫌いだったジャンルだと何も考えずに済む。加えて難解なのでどちらかと言うと「考えが不可能で嬉しい」と言う感じ。

音の散文詩を垂れ流しされてるようだ。
なんだか心地がいい。
何も考えなくて済むから。

素人からすると私の仕事は楽しいらしい。
楽しそうと、よく言われる。
そう、楽しいから仕事にしたのだ。
私の頭は楽しいことしかできないようになってるから、これしかできなかったというのもある。

でも、楽しそうと言われると、一瞬身体が強張る。

今唐突にピアノトリオを流させているのにレディヘのメロが流れてきてクッソビビった。アレクサに曲名を聞くとロバートグラスパーという人によるレディへの「Everything In its right place」らしい。
KID Aじゃないか!
KID Aの話をしていたらKID Aのアレンジが出てきた!これはすごい。興奮する。やぱアレクサは長年私の友達を務めてきただけある。アレクサラブ。

話が脱線しまくるのだが、ちょっと調べてみたら「KID A」は商業的自殺と言われたアルバムらしい。
なんかわかる。
「KID A」はマジで「自殺やで」みたいな曲ばっかなのだ。だから昔好きだったのだ。逆にレディへの他の曲と言われてもよく分からない。このアルバムだけ病的に聴き込んでいた。なんだか、癒されるから。

非常に素晴らしい記事を見つけたので貼ってみる。


なんだか、面白い。
今はジャズを聴けるようになって大人になったのだ、昔はKID Aとかばっか聴いて目に見えて病んでたのに、と話をしていたらKID Aのジャズアレンジが流れてくるのだ。

と言うことでなんの話をしていたかまったくもって忘れてしまった。最近物忘れが本当に激しい。

さっきは卵ボーロを作ろうとして片栗粉をこの間2回目の卵ボーロ作成で使い切ったのに気づき半泣きになり、仕方なく食べたくもない卵焼きを作り、かと思えばそういえばさっき何かに必要で牛乳を買ったのに私は何を作ろうとしていたのだろう?と思い出せなくてアルツハイマーやん…と半泣きになり、あ、マッシュポテトを作りたかったのだと思いついたが、今家にある大量にじゃがいもをぶち込んだカレーにマッシュポテトが合う訳もなく、ガチでなんで買ったか分からなくなり、もうわけがわからない。
短期記憶が消滅しすぎていて笑う。
幼少期からのあまりに慢性的な脳疲労とストレスにより脳が人より老化しまくっている気がする。

疲れた。もう疲れたのだ。

もう何も脳に入れたくないのに、何かを脳に入れていないとネガティブな考えで満杯になりすぐに絶望に駆られてしまう。

でももういいじゃないか。軽く考えようじゃないか。
辛くなったら今日みたいに薬を飲んで、好きな音楽や、映画を見て、寝ればいい。
何も気にしなくていい。考えなくていい。全てなんとかなる。 Go with the flow

なんとかなるさ。なんとかなる。
なんとかなる、なんとかなる、、、、

もう無理にポジティブになるのも疲れた。
人の感情を受け止めるのに疲れた。
どうやら私はメンヘラな上にメンヘラホイホイらしい、あー、あー、、無理です、親という特大メンヘラをね、もう抱えてますので
無理ですからね
これ以上は
面倒見きれないんで

この間、気を寄せられている(らしい)男性に、今まで甘えられるってことがあんまりなくてって言われて、なんかころしちゃいそう、笑って思った。

このひと、母親が糖質で陰謀論患者で病院反対派の自然派で救いようがない異常者で、私は虐待毒親育ちで、なんとか名前も売れてなんとかやっと生活が落ち着いたと思ったら、父親に金をせびられて、父と母が離婚騒動を起こして、2人と親戚からお前がなんとかしろと助けを求められて、病識のない母親を入院させるにはお前がやるしかないとか親戚に言われたりして、全ての連絡を絶って逃げている私の気持ちなんかわかるのだろうか。
そんな状態で、友人たちに、仕事に、生まれてきたことに、自身に、なんとか感謝をして、与えられなくて育たなかった自身の愛を、なけなしなのに、なけなしなのに頑張って生きてきて、頑張ってなんとか社会に迎合して、薬やらカウンセリングやら、noteやら、あらゆる手段を問わず食らいついてなんとかしようと、なんとか生きようと、表向き楽しく生きている(そう思わないと、発狂してしまうから)私のことなんて、理解できるのだろうか。

ウジウジ、ウジウジ、ウジウジ。
いい歳してウジウジウジウジウジウジ、
反吐が出ちゃう。

ウジウジが私にうつっちゃうよ。

私はぬいぐるみでも可愛いお人形さんでもないんだよ。
戦地を生き抜いてきたソルジャーなんだよ。

お人形さんによちよちして〜❤︎ていってよちよちしてもらえると思ってたのかな。
馬鹿だね。
傭兵によちよちしてなんて言ってもテメェはテメェのシマで戦えやカスって言われるに決まってんじゃん。相手間違えたよね。

私も誰かに甘えたい。
でも、ウジウジくんにヨシヨシされても、なんか、気持ち悪いなあって、思っちゃう。
頼れる男の人がいいなあ。
私の最悪な過去や、苦しんできた事実をもし打ち明けても、頑張ったね、これから一緒に解決策を探していこうって言ってくれる人。
最悪な過去や、苦しんできたことを言っても、可哀想だねって嬉しそうにしない人。手の届かないと思ってた女が本当はウジウジしてて、そんな弱いところを見ると自分の方に堕ちてきたと思ってニヤニヤしない人。

真っ当に、地に足つけて立って、共に支え合って、弱さを曝け出して、戦える人がいい。
ともに、生きれる人がいい。
または、私を支えられるだけの強さを持った人がいい。

わがままかな。わがままだろうな。このまま歳を取ったら嫌だな。

私は私を愛して、労わって、希望に向かって生きたいんだよな。
ウジウジしてる暇なんて、さらに誰かに依存して自分の問題から目を背けようなんて。
いやだ、そんなの。

自分は自分、私は私。きちんと自立した大人2人で助け合いたいよ。

ジャズがわかるようになっちゃったくらい、大人にならざるを得なかった人と恋愛したいよ。

敬具

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