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結婚相手に求めるもの

これまでの人生を振り返ってみると、結婚相手に求めるものが大きく変わっていました。
今日は、そんなお話です。

一人目の夫は、知り合った当時医学部生で、その頃もてはやされていた「三高」(高学歴▪髙身長▪髙収入) を満たす人でした。
加えて、顔はとある「トレンディ俳優」によく似ていて、テニス部で。
誰からも羨ましがられる、好条件の持ち主だったのです。

私にとっては、20歳になってからできた人生初の彼氏。
常々、なんだか話が合わないと感じてはいたものの、自慢の彼氏という盲目状態の上に、身近な男性は父一人という環境で育ってきたこともあり、男の人ってこんなものなのかな?と思い込んでいました。

他に比べる対象がないというのは幸せなことでもありますが、ある意味、おそろしいことだなと思います。

そんな夢のような夫との結婚生活は、彼の人生初の大きな挫折と、それをキッカケに毎日繰り返されるようになったモラハラ、更には結婚前にも一悶着あった浮気相手との不倫旅行の発覚によって、わずか2年ほどで、あえなく終わってしまいました。

外見や条件がいくら好みでも、それだけでは幸せな結婚生活にはならない。

当たり前のことですが、これが私が最初の結婚で学んだことです。

一回目の失敗で手痛い思いをした私が前夫に求めたものは「手堅さ」。
女性としての自信を完全になくし、二度と結婚できないと思っていた私に猛烈アピールをしてきた公務員でした。

恋愛経験はなく、親友と呼べる友達はおらず、外見も普通で、真面目だけが取り柄のような人。
一人目の夫の不倫旅行で深く傷付いていた私は、「この人なら浮気はしないだろうし、こんなに私のことを求めてくれるんだから、きっと大丈夫」という思いで再婚を決めました。

好きになって結婚した男性に裏切られたことで、自分から好きになるのが怖かったのです。

二度と失敗したくなかったので、再婚を決める前には同棲し、食べ物の好みや休日の過ごし方が合うことも確認済み。

ところが。
結婚した途端、合うはずの好みが実は全く合わないことがわかりました。原因は、前夫の演技。同棲期間中、私に合わせるために嫌いな食べ物を「おいしい!」と言って食べ、苦手な人混み (お祭り)を「楽しい♪」と言い、 大好きなオンラインゲームを封印して過ごしていたのです。

結婚後、1ヶ月も経たないうちに本来の姿に戻った夫に、意を決して「騙された気分やわ!」と訴えたら「騙される方が悪い」と笑われ、胸にポッカリと穴があいたような虚無感に襲われたことを、今でも覚えています。

そんな相手との結婚生活が、お互い楽しいはずもなく。結婚7年目のある日、夫がいくつもの風俗店に通い倒していることが発覚し、それから10年間、どうしても埋められない、いくつもの価値観の違いに悩んだ末に二度目の離婚となりました。

この人が私を気に入っているから、という他人軸で結婚相手を決めてはダメ。


これが、二回目の結婚で学んだことです。
自分がパートナーに求める、ぶれない軸は何なのかを見定め、それを満たす相手と一緒にならなければ、結婚生活はとても不安定なものとなってしまいます。

好みの違いから何に誘っても断られたり渋られたりを繰り返し、そのうち夫婦なのに一人で行動するのが当たり前になって、寂しい思いを味わい尽くした私。

次のパートナーに求めたのは、愛犬めろんを可愛がってくれることの他に、

▪一緒にテレビを見て心から笑えること
▪近所のスーパーで一緒に楽しく買い物できること

この2つでした。

特別なイベントがなくても、日々の生活を安心して共に楽しめる。
それがどんなに得難い幸せか、二回も失敗して、40代半ばにしてようやく気付けたという、お恥ずかしいお話でした😅

それを踏まえて、コチラ (↓↓) も読んでいただけると嬉しいです。

そして…。
様々な経験をして、色々なものを比べた上で、より自分に合うものがわかるようになる。
それが、年を重ねることの意味や楽しみなのかな、と思う50歳の春です😊

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