[カフェ開業]ワンオペカフェの4ヶ月間で感じたこと
こんにちは、ファイカフェのやまだです。
7月21日に練馬駅と桜台駅の中間の住宅街に中華のカフェをオープンして4ヶ月経ちました。
今回はワンオペでの開業について、感じたことを書かせて頂きます。
4ヶ月経ちましたが、ワンオペは…
すごく楽です✨
もちろん、これは私にとってです。
ワンオペに向いている人、向いてない人いるかと思いますが、私には向いてました☺
ちなみに向いてるか向いてないかは…
『自分で全部やれる』と思うか『自分で全部やらなきゃいけない』と思うかの違いかなと思っております。
独立の話を上司にした時、「全部自分でやらなきゃいけないから、大変だよ?本当に大丈夫なの?」って言われました。
多分、この上司は向かない方なんだと思います。
私はもともと、人に指示を出してやってもらうより、自分で動いちゃった方なのでやっぱり向いてたのだと思います。
そして4ヶ月経ちましたが…そこまで大変ではなかったです✌
勿論、ここまで全部一人でやれたなんて思ってはいないです。
家族や友人、業者さん。そしてお客様。
たくさんの方にお世話になり、感謝しています。
本当に恵まれてるなって思います。
あとは売上が軌道に乗ってくれれば完璧です✨
まだまだ時間がかかりそうですが💦
ワンオペが楽と言えてしまうのは、それまでの数年間があるからだと思います。
正直、『価値観の違う人との仕事は本当に大変』でした。
私は数年前にちょっと病気をしたので、最後の数年間は店長待遇ということで、店長ではない勤務でした。
配属された店舗はオフィスビルにあるセルフのカフェです。
朝やランチタイムに集中するので、お客様をさばくことが最優先。
だからもありますが、余分なことが一切ダメでした。
例えばランチのセットでコーヒー、紅茶、カフェオレが選べたのですが、妊婦のお客様でカフェインが取れないので牛乳だけにできないかと聞かれ、「じゃあカフェオレのコーヒー無しということで」とお受けしたんです。
お客様には喜んで頂けましたが、その後が大変でした。
スタッフ間で私が大変なことをしたと騒ぎになり、次からは絶対やらないように念を押されました。
勿論、今までのお店でそうしてきたからと、勝手な判断をしてしまった私も悪いのですが…
数日後にまたいらしてくれたそのお客様に、冷たく「牛乳ではセットにできないので単品ずつで頼んで下さい」と言い放つ。
そのお客様は「妊婦にはセットは頼むなっていうことなんですね…」と悲しげにおっしゃり、近くのオフィスに勤めているのに、2度とお店には来なかったです。
私に腹を立てるのはまだ良いのですが、お客様に腹を立ててそのまま接客されるのは本当に一緒働いていて辛かったです…。
「ブレンドコーヒに少しだけ牛乳入れてもらえない?」という方も多かったですが、やっぱり絶対ダメで、「それならカフェオレ頼んでください」と冷たく言っていました…。
とにかくほんの少しの余分なことは全部悪だったのです。
これは1つの例ですが、とにかくそんなお店でした。
常連様には態度もよく、愛されていましたが…
正解か不正解かはわかりませんが、そのスタッフたちにとっての価値観があり、私とは違った言うことです。
コロナ前に店長が男性に変わり、その後コロナ禍に突入してからは、価値観の違いは一層強まりました。
殆どのアルバイトは辞めてもらい、残ったのはもうひとりの男性アルバイト。
店長とそのスタッフはわりと似たタイプなので、気が合って良かったと思います。
私だけが異質でした。
細かく書くとただの悪口になりそうなので避けますが、とにかく仕事に対する価値観、お客様に対する価値観ががあまりにも違いました。
コロナが始まってからの一年ちょっとを考えると、これからのどんなことも耐えていけると思うので、その辺は感謝してます☺
それがなかったら独立なんて考えなかったとも思うので。
それとは別のお店の話ですが、私はちょっとしたプラスのサービスとかが好きでした。
ちょっと変わったスパイスポトルを買って、毎回お客様に説明し驚いたり、感動したりする様子を見るのが毎日楽しかったりしました。
でも、スタッフによってはいちいち説明することを負担に感じる人もいるんです。
店舗に配属するようになってはじめの頃に、『バッシングをするのはお客様をお見送りしてから。』
という教育を受けたので、お待ちのお客様がいらっしゃるわけでもないのに、まだ店内にお客様がいらっしゃるのにバッシングするのは『早く帰れ』とお客様に言っているようで、すごく嫌だったのです。
でも、そんなに忙しくなくても『見送ってからバッシング』がすごく負担に感じるスタッフもいたりするのです。
そんな風に私の価値観が苦痛な人もいるし、相手の価値観が苦痛なこともありました。
だから、今自分の価値観だけで仕事ができることが本当に幸せで、楽なんです。
お客様に合わせて、ハーブティをブレンドしたり、その時その時の判断をしても不満に思う人もいません。
正直、今のこのお店は、ラーメンやお粥を作りながらハンドドリップでコーヒーを抽出したりしてるような変なお店なので、自分以外だとすごく負担に感じる人がいるんじゃないかと思ってます。
自分のペースでルールを決め、掃除をして、仕込みをして、休めるときに休む。
忙しいときはとにかく頑張る。
そんな日々が本当に幸せです。
自分が美味しいと思って考えたものを美味しいと言ってもらえる。
例えばご夫婦のご来店で、無口な旦那様が奥様にだけぼそっと「めちゃくちゃ美味い‥」と言う声が、カウンターだと聞こえてしまうんです✨
こんな幸せは、会社員だった時の「美味しかったです」より、何倍も嬉しかったりします💞
勿論、お客様が少ない時は落ち込み、急に続いたときは慌てます。
あとから、ああすればよかったんじゃないかと、猛省することも多いです。
本当にここで生きていけるのか不安になることもあります。
それでもやっぱり、毎日がとても充実していて、独立して良かったとしか思えない毎日を送っております✨
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