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「一期一会」物流課 J・N

その人が大切にしている言葉を知ることで、その人の考え方や生き方に、もっと触れられるかもしれない。「あ、もっと知りたい」そう思う、きっかけになるかもしれない。

そんな想いで始めた、名優で働く人が大切にしている言葉についてインタビューする「a motto(ア モット)」。

第25回は、物流課で働くJ・Nの a motto です。


(優一)
大切にしている言葉を教えて下さい。


(J・N)
あまり普段は、言葉とかを意識して過ごしているわけではないんですけど。このインタビューに向けて考えたら、「一期一会」がいいかなって。

一生のうちに1度だけのチャンスと捉えることもできるんですけど。でもその1度きりの機会って、365日あるなかで、今日1日もその1度きりなわけであって。その1度きりを積み上げていくと、すごいなと思って。

名優に採用されたこともそうだし、採用されて週3日で始めたのが週5日になれたこともそうだし。いろんなことを積み重ねていくと、やればよかったなという人生よりも、あの時やったから、こういう失敗があったから今があるんだなって思えるのかなって。

そう考えると、一期一会という言葉が好きだなって。


(優一)
一期一会というと、よく人との出会いに使われるけど、それだけじゃない。


(J・N)
そうですね。あとは、なにかの海外のドラマで、お年を召した女性が孫娘さんだったかに、人生は思っているより短いのよと話すストーリーがあったんです。

そんなくよくよして1日を過ごすのと、1日の中で小さな喜びを見つけていくこと。あなたはどっちが得だと思う?そんなくよくよしてたって、過ぎる時間は一緒よ、って言うんです。その言葉が、なんとなく記憶に残っていて。


(優一)
その一日を大切にして生きていきたい、というニュアンスもあるんですね。


(J・N)
そうですね。感謝して生きていたいし、1日を気持ちよく終わりたいというのもありますね。明日はもっといいことがあるなって、思って過ごしていきたいですよね。

物事をあまりネガティブに捉えずに、ポジティブな方に考えがいくように心がけているのはあります。うまくいかない時の方が、こう心にずっしりきて、印象に残ってしまうというか。仕事のミスもそうですし、子供もぶつかってしまった時もそう。やっぱり、気持ちが沈んじゃうんですよね。

でもそうなった時に、沈みっぱなしだと、それを引きずってしまう。引きずってしまうと、マイナスが続いていってしまう気がするので、それを断ち切りたい。

失敗したことを振り返って、もっとこうしたらよかったのかなって別の方法を考えて過ごしてみる。その方が、少しでも前に進めるし、自分にとって発展的でいられると思うんです。

ミスしたことをぶつぶつと思っていても、結局次のことを考えないと進歩はないのかなって。


(優一)
とても共感します。


(J・N)
例えば、娘が大会を迎える時も。ただ「頑張っておいで」っていうのって、頑張っている娘にとっては負担かなって思うんです。そうじゃなくて「今まで頑張ってきたんだから、今日はきっと大丈夫だよ」と言ってあげたい。

そうすれば、その大会で報われなかったとしても「頑張ってきたからここまで来れたんだ」って思ってもらえるかなって。


(優一)
この間、面白い動画をみたんですよ。いいからとにかく、自分の人生の最後を決めなさいって。「自分の人生は大成功する」これを決めてしまいなさいと。

それを決めてしまえば、すべての出来事、例えネガティブなことであっても、大成功への通過点になる。「あの時のあれがあったから、成功したんだよな」と思えるっていう考え方で。

ちょっと強引だなと思いましたけど(笑)、なるほどなって思いました。


(J・N)
確かに!そう考えていれば、ネガティブなことがあっても引きずらずに自分を引っ張り上げることができますね。

息子が大学生になったんですけど。大学生とか社会人になると、今まで囲われてた高校生とは違って、少し大きな枠にでるじゃないですか。そうすると、ちょっと違うなって人たちとも過ごしていかなきゃいけないこともあると思うんです。

そういう時も「嫌だから」って背を向けるんじゃなくて、それもチャンスだと思えるようになったら強いだろうなって。

それも一期一会だと思って、何かを学ぶ機会にできれば、人への思いやりとか接し方も変わるんじゃないかって思いますね。


(書き手:優一)

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