見出し画像

「景色の中のウェヌス」ルーカス・クラナッハ父【ルーヴル美術館の名品150選】128

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

ルーカス・クラナッハ父「景色の中のウェヌス」、INV1180、0.38×0.25m、北方絵画部門、リシュリュー翼

ウェヌスは愛の女神。
でもどうも女神には見えない。
帽子やアクセサリー、薄布が裸体を強調する。
蠱惑的な瞳が印象的。
背景の森や景色も魅力に溢れます。

◆神話の女神かそうではないか?◆

ここから先は

1,310字 / 4画像
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?