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みんながやつらの幸せを祈ってる『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』

もうすぐで2月が終わる。今月も沢山のマンガを読んだが、その中でも私はとある作品のキャラクターの"試験の合否結果"がとにかく気がかりだった。

草むしり検定...。

この言葉にピンと来たあなたは、おそらく同じ作品を読んでいる方だろう。

その名もナガノ先生のちいかわ なんか小さくてかわいいやつ

通称「ちいかわ」は、イラストレーター・ナガノさんが手掛けるキャラクター。1ページ形式のマンガが深夜に不定期でTwitterへと投稿されるのだが、可愛いらしい絵柄とは裏腹に、突如始まるダークな展開、そして謎のディストピアな世界観が本作の特徴だ。そんな急展開と謎だらけのキュートな「ちいかわ」ワールドに夢中になっている人は多いのではないだろうか。

物語の当初は、登場人物はちいかわ(真ん中)だけだったが、話が進むにつれて、ちいかわの親友的存在・ハチワレちゃん(左)、とにかくハイテンションでぶっとんでいるウサギ(右)と仲間達がどんどん増えていく。

さらに驚くべきは、この可愛い3匹たちは全容が謎の世界で何かしらの「労働」を強いられているのだ。それは、不思議な怪物を倒す「討伐」だったり、ある時は「草むしり」だったり...。そして、草むしり検定とは「草むしり」という労働の対価がupする資格のことなのだ。

ちいかわとハチワレちゃんは昨年草むしり検定5級に挑んだのだが、結果はちいかわだけが不合格だった。しょんぼりするちいかわ、そして複雑な気持ちなるハチワレちゃんだったが、2人の温かい友情によってちいかわは再合格を目指して頑張る...!という非常に前向きな展開へと落ち着いた。

そして、迎えた草むしり検定再受験の日。

そう、この草むしり検定再受験こそが今月の出来事だったのだ。おそらくTwitterユーザー、いやほぼ全国民が見守った、ちいかわの草むしり検定再受験。その結果は、、、、!?

元々ちいかわとは作者・ナガノさんの「こういう風になってくらしたい」という願望から生まれた存在だと思うのだが、まさかあのような展開になるとは...。

私は"なんか小さくてかわいいやつ"の幸せをずっと祈っているし、多分みんなも祈っていると思う。

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