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相場がわからない業者とのやり取りが苦手。

身も心も疲れたので、noteに書くまでに数日を要した。今日の午前もMay君とコンコンと眠ってしまった。少し復活したかな。まだいくらでも眠れる気がする。でも、記録のために書いておきたい。

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引っ越しをする時に必ずついて回ることの一つに、いろんな業者とのやり取りがある。今までも引っ越しは何度もしたけど、賃貸だったから、めんどくさいことは管理会社に電話すれば良かった。

築30数年の新居には、30年物の家電や家具がそのまま置いてあった。まずはこれらをなんとかせねばならない。ということで、星の数ほどもある処分業者から一つ選び、やり取りが始まった。その他、引っ越し業者、電気、水道、ガス、インターネット。もちろん夫youさんと手分けして相見積もりしたり、連絡を取った。さらに、学校や役所に転出、転入の相談をするためにあちこち電話をかけた。家を購入した後の1週間、業者や役所とのやり取りウィークだった。加えて家の荷物の断捨離、ゼロ歳児の育児で頭がハイパー状態だった。でも、特に大変だったのは現場での対応だ。

週末、掃除をしに新居に到着。残置物をみんなで一生懸命庭に運び出した。長女Ankoと次女Kuriの働きぶりはホレボレするほどだった。あっという間に食器棚から食器がなくなった。程なくして到着した処分業者は話が長くて作業がやたらと遅かった。youさんは痺れを切らして一生懸命早く終わらそうと手伝っていたが、その努力も虚しくのんびりしたもんだ。

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数時間後やっと終了してお金を支払い、げんなりした私たちは、はらぺこの子どもたちにご飯を食べさせようと持ってきた春雨スープを開けようとしたら、マヌケな私ったら箸もスプーンも忘れて、何も食べれないことが発覚。熱湯は持ってきたのに!おまけにMay君の固形ミルクも失念して、はらぺこキッズ3人組が手に負えない状態になり、youさんが買い出しのために退出した。私1人May君がギャン泣きしているのを必死に抱っこしてあやしていると、悪い予感が的中。大幅に遅れていたガス屋が到着。やっぱり今くるよね、そういうものだよね世の中。彼は何やら言い訳をしていたが、こっちはギャン泣き、向こうはマスクして滑舌悪い、何を言ってるかほとんどわからなかった。そして、話が長い。とにかく長い。この地域の特性なのだろうか。やたらと忙しそうにしているが、話が長いから時間が押して困っているのはこっちだ。結局、予定帰宅時間より遅くなり、上り帰宅ラッシュにどんぴしゃにはまってしまった。しかも、肝心の給湯器は古くてダメになっていたので、買い替えが必要だ。痛い出費で、身も心もへとへとになって、渋滞にはまっていた私たち一家。

業者とのやり取り。何を根拠に叩き出された数字なのか、よく分からないことが多い。やたらと電卓を叩く人、やたらと他の業者と比較する人、これ以上はあり得ない数字ですよ、と言いながら、値切ると下げてくる人。目の前で上司との電話を見せられるのもなんだか気持ち悪くなるのは私だけかなあ。これはいくら、あれはいくら、ときちんと内訳の数字があれば、どれだけ気持ちよく取引ができるだろうか。最初の高い金額は一体なんだったの、と思うと、こいつらはシロウトだからふっかけてやろうか、みたいにバカにされてるのかなあ、と思ってしまってネガティブ思考の私は疲れる。

私たちの理想の家になるまでには、あとどれくらいかかるだろうか、時間もお金も。でも、目の前のことが一つ一つ無事に終わっていくことに感謝しながら、自分たちが決めたことを進んでいく。どんなに大変でも、子どもたちが笑っている顔を見れたら、それで良いやって思えてくる。だって、彼らの笑顔が見たいから移住するんだから。それもこれも、良い経験だ。

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帰りに寄ったビーチで、へとへとの私たち夫婦は無言で波の音と香りに包まれていた。子どもたちはどんなに短い時間でも全力で波と遊ぶ。ちっちゃいことがどうでもよく思えてくるから不思議。海の力。

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