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#お仕事の話

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失業、無職、転職など、波乱万丈のお仕事人生。何が来ても意外と平気。今、落ち込んでていても何とかなるものです。
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2024年1月の記事一覧

やり過ごす力

やり過ごす力

転職をして、無事に半年が経過した。慣れたといえば慣れた。とはいえ、キャリアチェンジをしており、まだ一周していないので、何とも言えない部分もある。

時々、職場でどうにもこうにも息苦しさを感じることがある。それは名状しがたいのだが、同僚たちは、「人生を肯定する」という大前提を共有しているように見える。そこを起点に、いくつもの話が展開されていくので、どうにもこうにも、しんどくて、わたしはただただ沈黙し

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「普通」に働きたい

「普通」に働きたい

(今回は考え方のお話で、残業問題や働き方を問う記事ではない。ご期待に沿えない可能性があることをあらかじめ断っておく。)

以前の、とある職場の同僚のことをふと思い出した。その人は休職していた時期もあり、「私なんか」という自己卑下を繰り返していた。そのうえ、タイムカードは定時に打刻して、残業代を一切請求しておらず、管理職に呼び出しを食らっていた。その人の気持ちがわたしには何となく理解できていた。

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「自分の仕事は特別だ」と思いたい心理

「自分の仕事は特別だ」と思いたい心理

先日、とある会議に参加し、プロジェクトリーダーの人の発言が気になった。

「うーん、その仕事は彼らには、すぐにできないと思いますよ」

わたしは心の中で「え、誰でもできると思うけど」と思いながらも、黙って聞いていた。新参者だし、目上の人の面子を潰してはいけない。

その会議が終わってから、ちょっと考えてしまった。自分の仕事を一段上に見せたり、他人の能力を低く見積もりたい、という心理は何なのだろう、

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涙の数だけ強くなれないよ

涙の数だけ強くなれないよ

「涙の数だけ強くなれるよ」と歌ったのは、1995年の岡本真夜である。
(この歌はいい曲)

近頃、苦労を重ね、痛い目にあって、我慢をして、その先によりよい未来が待っているとは、まったく思えなくなってきた。

ひどい目にあったら、性格が悪くなるだけで、人に優しくなどできない。「おまえもこれぐらい我慢しろ」とか言い出す人も結構いる。仕事の苦労自慢も、みっともない気がしてきた。

痛みに耐えることに価値

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