こちらはアナログゲームマガジンの連載「ゲームのルールの伝言ゲーム」の28回目、途中まで無料で読めます。文字数は約6,400字です。
今回・次回は、アナログゲーム自体の文章、に話題を戻します。先月・先々月に続き、再来月の特集からもアナログゲームから脱線する宣言です。
最近、自分で遊ぶために、市販の商業ゲーム、特に長時間ゲームの説明書を読むことが増えてきました。その中で色々分かることがあります。
商業と言っても、完璧な説明書はなかなかありません。個人製作のものよりも基本的に工夫が凝らされているものの、文量が多いため、分かりにくく思うところはあるものです。
重箱の隅をつつくようなものもありますが、説明書について考えていきます。
特筆が無ければ日本語版の説明書についての言及です。また、和訳にあたっては、権利の問題で文章の内容やレイアウトを言語版から変更できないことがほとんど、という前提で考えています。
カヴェルナの拡張第2段です。硬派なワーカープレイスメントであった基本ルールに、タワーディフェンス要素が加わる、かなりの個性派拡張です。
説明書(英語版)はこちらにあります。こういった場合でも読んだのは日本語版です。日本語版の説明書が公開されていないためです。
【所感】
ゲームの準備について、プレイヤー人数に応じて使うカードが書かれています。しかし他の文と同じ文字色・太さ・背景色で書かれているため、探すことが難しいです。
人数で違わない準備については、一度遊んだ後はなかなか参照しません。欲しい情報は人数による違いです。太字にするなり、背景を白くするなり、探しやすくしてほしかったです。
例えば下の表記で、ゲームプレー中に適宜参照したのは、「1~5」の優先順位付けです。そういったよく確認するルールは、強調してあると探しやすくなります。