マガジンのカバー画像

とある離婚の備忘録

15
体験談垂れ流し。迷ってる人の、ひとつの参考に。 残るもよし、進もよし、です。
運営しているクリエイター

2018年4月の記事一覧

備忘録8.義家族とのお出かけ

とても、強い人だ。

初めてお話した時から、そんな印象のあるお義母さん。対照的にお義父さんはとてもほわっとした印象のある方で、人込みをかき分けるようにサカサカ進む母息子に対してとてもゆっくり歩く人でした。

どこかに出かけるときは私とお義父さんが後から追いかける形で歩きます。桜を見に行ったり登山に出掛けたり、たぶんそれなりに色々出かけた記憶は残っています。逆に、夫が私の家族とそういうことをしたこと

もっとみる

備忘録7.ゲームに対しての過剰な情熱

私も夫も、もともとは好きなゲームなどがきっかけで意気投合したところもあり、結婚して割とすぐに、家の中はゲームに適した環境に変化していきました。驚くほど大きなテレビに、一人1台ずつのパソコン、画面は2台並べて、、、という感じで仕事が終わればゲームやテレビを一緒に楽しむ毎日でした。

ゲームに対しての私と違う面と言えば、私は楽しめれば良いというタイプで、彼は基本的に完璧なものを求めます。特にランキング

もっとみる

備忘録6.自分は専業主婦にはなれないタイプだと自覚する

新婚さんと呼ばれるようになって数か月。嫁ぐギリギリまで実家でぬくぬくと育った私は、家事が苦手でした。今でこそ、水回りは都度拭いて水垢の出ないようにしたり、掃除のしやすい配置や家具のフラット感にこだわったりなどしていますが。当時は苦手な家事が多くありました。夕飯も昼の3時くらいから作り始めるような手際でした。食べるのは7時くらいなのに。

「できなかった」原因が、「自分の好きなようにすることができな

もっとみる

備忘録5.婚約したころの話

当時、仕事を始めた私でしたが、興味のあったジャンルだったということもあって、アルバイトからそのまま社員という形に昇格させてもらって働いていました。アルバイトの時には気づかなかった、会社のワンマンぶりや社員の適当さが露呈してきていて、半年とたたず辛くなっている時期でした。

毎日、誰かしらが休みだったり遅刻をしてきたりと、朝から全員が揃っているようなことは稀。タイムカードで管理をされているけれど、残

もっとみる

備忘録4.放置は割と普通のこと

共通の趣味から知り合った私たちは、主に彼の知り合いの多いオフ会に毎週のように集まり、遊んでいました。

その趣味を始めたばかりの私は、とても周りの人についていけるほどの技量はなくて。ただ、側に立ってニコニコしていることの方が多かった。毎回、10人以上も集まるその会では、みんながみんな好きな人と好きなように言葉を交わす自由さで、居心地が悪いと思ったことはなかったけれどどうしてよいかわからないことも多

もっとみる

備忘録3.毎回毎回、目覚ましコールをかけ続け

共通の友人がいる私たちは、オフ会という名の集まりで、ゲームセンターだったり誰かの家だったりに数人で、時には10の桁の大勢で集まったりすることも多く。場所まで待ち合わせて行くことがほとんどでした。

彼は朝に弱く、いつからか私が彼の携帯にコールして起こすことが常でした。移動中のバスや電車の中で、彼が気づくまで電話をかけ続ける。数コールで起きてくれれば早い方、けれど、電話を取ってしっかりと会話をしたと

もっとみる

備忘録2.違和感はゲーセンで

後に、その住所の近くを本籍地にする、とあるゲームセンターでの話。

中間地点だったということもあり、駅の改札で待ち合わせてはそのゲームセンターへ足を運び、音ゲーでよく遊んでいました。会うのはいつも週末だったり、学校の空き時間だったり。学生であまり遠出もできないので、大体同じような出来事の繰り返しではありましたが、一緒に遊んでいるだけで楽しかったのです。

ある時でした。ゲームに負けた瞬間に、彼がゲ

もっとみる

備忘録1.出会いは知り合いの知り合い

どこから書けばよいのかわからず、流れがないと読みようがないよな、と思い。つらりつらりと始めます。

出会いは学生の時。当時は今のようにネットで出会った人と気軽に会うようなことがどれくらい浸透していたのか。ネットを通じて恋愛?というのがドラマか何かで取り上げられていたこともあったような気がします。

知り合いの知り合い。先にネットで知り合うことが多かった私にとって、数少ない「リアルから先に知り合った

もっとみる

とある離婚の備忘録

ずっと、これを書くか書くまいか悩んでいました。

自分が、どこかの誰かのそれに助けられたように。

もう、きれいに忘れてしまった方がよいのかもしれないけれど、自分の心の整理もかねて、少しずつ書いてみたいなと思います。

これが正解、なんてものはひとつもないけれど、これが間違い、ということもありません。今となっては相手を非難する気持ちもありません。自分の非も見つめなければと思います。相手に言う必要は

もっとみる