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民営化の利害関係とは

この記事は民営化の怪しい成果の続きです。

先日、区は民営化する学童保護者にむけて懇談会(説明会)を開催しました。そこで出た質問への回答が書面で来たようです。共有して頂きました。

いろいろ不誠実な対応はあるので、そちらは別で記載しますが、まずは選定委員について。

利害関係者ってなに

この回答にも選定委員に小学校関保護者が入れない理由は、下記の「利害関係者」だからなのですが、私には理解できません。

小学校の児童の保護者は利害関係(学童保育クラブと直接の関係)を有するため。

この説明には、時期(現在なのか、選定中なのか、民営化後なのか)の定義がありません。

また、「学童保育クラブと直接の関係」というのも言葉の使い方が間違っています。「学童保育クラブ」というのは事業であって、なにかの主体では無いので利害関係は生まれません。「学童保育クラブ」が保護者に便宜を図ったりはしないですよね。

「〇〇〇と直接の関係」の〇〇〇には「目黒区」「子育て支援課」「選定委員会」「応募事業者」「委託事業者」などが入るべきですね。

とか、いろいろと疑問が消えないので、次のような質問を「区民の声」へ送りました。(送った文章のままではなく少し簡略化しています)

1.区民が「利害関係者」となる明確な基準を示してください。
2.「当該クラブの入所対象」の定義を教えてください。民営化時点か現在かも含めて返答ください。
3.「区の職員は公募に直接影響する利害関係はありません」が理解できません。区の発注に関して、利用可能性のある小学校保護者だけが公募に直接影響する利害関係者という事ですか。
4.仮に学童利用予定の保護者が利害関係者だとして、選定委員になれない理由は何でしょうか。

「保護者=利害関係者」というのは、これまで何度も選定委員に入れない理由として説明されているので、回答はすぐに貰えると思ってたんですが、回答文を作るのに時間かかるみたいで回答が7月27日(火)になると言われました。

すぐに回答できないのも謎ですが、回答が文教・子ども委員へ送った公開質問状の期日である7月23日(金)の後になっているのも、偶然では無いと思います。

もし区議と行政が結託してるのであれば絶望するしかありません。三権分立って何なんでしょうね。区議が頼れないとなると、司法ですか。裁判は大変だなぁ。

いやいや、まだ結論は出てないので、目黒区の区議が区民の代弁者であることを証明してくれると、最後まで信じています。

この間にも目黒区は選定委員を決めつつあります。 

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