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マネスキンの衝撃 サマソニ

サマーソニック2022で、イタリアのバンド「マネスキン」を観た。
今回は残念ながら会場には行けなかったけど、配信でずっと観ていた。

サマソニ2022最大の事件はマネスキンのライブだろう。
マネスキンは現在、世界中で人気爆進中のバンドである。
僕も予習でマネスキンを聞いていたが、その時は「なかなかかっこいい」ぐらい
の印象だった。
しかし、ライブを観た途端、とりこになった。ライブがカッコ良すぎるのだ。
特にフロントマンのダミアーノももちろんだが、ベースのヴィクトリアに目がいった。
パフォーマンスと出すベースの音がセクシーすぎるのだ。

とりあえず、マネスキンを知らない人たちにここでMVを一つみてほしい。

このMVを観て、「カッコいい!」と即座に思える人は、マネスキンのかっこよさがわかるだろう。
イタリア語のリリックと4人の持つパワーが今一番の化学反応を起こしているバンド、それがマネスキンということになるのだ。

マネスキンのデビュー

マネスキンは、イタリアの新人発掘番組「Xファクター」を勝ち上がり、2位になりイタリアでの名声を得た。
この番組は、いわゆる「タレント・オブ・ゴッド」のイタリア版なんだけども、この時、ボーカルのダミアーノは18歳、ドラムのイーサンは16歳で彼らの若々しさがわかるが、パフォーマンスは超絶かっこよく、審査員もびっくりしているし、なにより観客の盛り上がりがすごい。最初からカリスマ性を兼ね備えていたのがっわかる。

しかし、まだまだ荒削りなマネスキンはこの番組で審査員によるさまざまな訓練をうける。エドシーランの曲やザキラーズの曲をカバーさせたりして、そのポテンシャルをしっかりと引き出していく。マネスキンがここまで世界中で受け入れた裏側にはこの番組の審査員のバンドを見る目が素晴らしかったことにあるだろう。

マネスキン躍進のきっかけ「ユーロビジョン2021」

そして、マネスキンの大躍進が始まる2021年。ヨーロッパにおける音楽コンテスト「ユーロビジョン2021」でイタリア代表として見事優勝を果たす。このパフォーマンスはもはやマネスキン!というパフォーマンスであり、画面越しからも背筋がゾクゾクとするほどカッコ良い。受賞インタビューでボーカルのダミアーノが「Rock and Roll is never die!!(ロックは決して死なない!)」と叫んだことでも、おじさんたちは歓喜乱舞したのだろう。

世界中を駆け巡るマネスキン

このユーロビジョンの優勝からマネスキンは世界に知られるようになり、2021〜2022年は世界中をツアーやフェスで駆け巡っている。なんとほぼ数日しか家に帰っていないそうだ(来日中のスッキリ出演で言ってました)

サマソニ直近のフェスで大きなもので、ロラパルーザフェスティバルの出演があるだろう。ロラパルーザはアメリカで開催されるが、名だたるアーティストの出演の中、マネスキンは堂々たるステージを見せつけた。


ベーシストの新たなるクイーン、ヴィクトリアの魅力

マネスキンでの大きな魅力は、ベースのヴィクトリアの魅力がある。
彼女はバイセクシャルを公言しており、ノージェンダーなファッションが売りで、ライブでもしばしばトップレスになりベースを弾く。
しかし、このベースの音がとんでもなくセクシーな音なのだ。
サマソニの配信で途中からベースの音ばかり聴いていたが、リズム感はもちろんのこと、ベースの音にとてつもなく魅力があるのだ。もしかしたら、レッチリのフリー、グリーンディのマイクぐらいの大物になる可能性がある。新たなベースヒーロの誕生だと思う。

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そして、ヴィクトリアはそのInstagramで、自身のファッションやノージェンダーをアピールし、多くの若者を魅了している。そうした意味でも2020年代最大のロックアイコンになる可能性がある。デビットボウイの亡き今、彼女が新たなロックンロールヒーローとなる未来がもう見えている。

マネスキンの今後

さて、サマソニが終わり、日本を去ったマネスキンだが、今後も世界中でロックンロールをかき鳴らすだろう。最近発表された新曲、「supermodel」も勢いに乗ったかなりいい曲だ。次に日本にくる時はニューアルバムをひっさげてきてほしい。その時は必ず行く!!


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