それは誰のためなのか
こんばんは◎
今日は日々の何気ない日記です!
わたしは普段、あまりテレビを見ることがないのですが、昨日は夕食後に緑茶を飲んでいると、ふとピアノの音色が聞こえてきたので視線をテレビへ移しました。
目に止まった番組は、色々なジャンルの芸能人の方がピアノを弾いて、演奏の点数を競うという番組でした。
わたしは幼い頃、習い事でピアノをやっていました。学生の頃は作詞作曲が趣味で、ピアノで弾き語りライブなどしていました…なつかしい。なので、テレビに出ている方達がとても上手なことがわかりましたし、その緊張した表情からとても練習されたんだろうな…ということが伝わってきました。
結局そのまま最後の演者さんまで見入ってしまいました。
そして、最後に出てきたのはYouTuberのハラミちゃんというピアノ奏者さんでした。
わたし、以前何故だかはわかりませんが、YouTubeでハラミちゃんの演奏を聞いたことがありました。笑顔がとても印象的な方で、記憶にぼんやりと残っていたんですね。
あ!この人見たことあるな!と思いながら見ていると、ハラミちゃんが演奏前にこう言ったのです。
「聞いてくれるみなさんが、少しでも元気になれるように、この曲を選びました。」と。
わたしは、その言葉に、すでに心を掴まれてしまったわけですね。
ハラミちゃんの前に演奏されていた何名かのピアノ奏者さんも信じられないくらいに上手で、優しい音色に心の奥ががじーん!とするのを感じていたのですが、ハラミちゃんのその言葉は、演奏する前からわたしの心をズキュン!と射抜いたんですね。
彼女は、自分の名誉やプライドのためではなく、見てくれているすべての人のためにピアノを弾いていました。
今、世の中が大変になっていること。辛い思いや苦しい思いをしている人がたくさんいること。それを理解したうえで、自分が向き合っている「ピアノを弾くこと」で何ができるかを、全身全霊で表現されていました。
内向きの矢印ではなく、外向きに、しかも何方向にも向かっていく矢印は、彼女から奏でられる音と笑顔に乗って無限に広がっていくような力強さを感じました。
わたしは、4月から鍼灸学生になることを決めました。
鍼灸師・ヨーガ療法師という仕事を職業にするのが夢です。
彼女が全力で魅せてくれたその姿勢を、わたしも自分の向き合うべき仕事を通して表現していきたいなと思いました。
人は、慣れると怠惰になります。
人はまた、追い詰められると見える範囲が狭くなります。
顔を上げて、胸を開いて、背筋を伸ばして。
「なぜ、いま、それをするのか。」
「誰のための、それなのか。」
いつも、目的を言葉と技術で伝えられる人になりたいものです。
どんな3年間が待っているか、楽しみです◎
最後まで読んでいただき、有り難うございます!それでは今日はこの辺りで。
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