ラージャ・ヨーガ実習会に参加しました
こんにちは!
先日、わたしが学んでいる「ヨーガ療法」の「どなたでも参加できるラージャ・ヨーガの実習会」がありました。
ラージャ・ヨーガは、「王様のヨーガ」と呼ばれています。
ヨーガ・スートラというヨーガの教科書の中では「8段階のヨーガ修行」(八支則)と題され、ヨーガの心得として記されています。
今回の実習会は、このコロナ渦に疲弊してしまった心や体のセルフケア・健康促進にフォーカスを当て、一般の方でもラージャ・ヨーガ及び、ヨーガ療法の基本の3つ(体操・呼吸法・瞑想)が体験できるような、とても易しい内容になっていました。
わたしのお師匠様がZOOMにて、教えてくださいます。
わたしも、一般の方にヨーガをお伝えするときの言葉の選び方や、説明の仕方を勉強するために参加してみました!
参加されている方は、一般の方を始め、ヨガの先生、ヨーガ療法士の方など…色々な方が30名程ご参加されているような印象でした。
今日は、実習会の内容を簡単に備忘録&アウトプットしていきます◎
1.アーサナ実習。
まずはフィジカル系のエクササイズである、2種類のアーサナを実習しました。
ヨーガ療法でお伝えするフィジカル系エクササイズは2種類。
1つ目は、エアロビクスのように心拍数や呼吸数が上げるような「アイソトニック」という、心肺機能を強くするもの。
2つ目は筋肉を丁度良いところで止めて負荷をかける筋トレ、「アイソメトリック」です。
お師匠様は、アーサナと呼吸を連動させることの意義や、筋力アップや柔軟性アップのメカニズムについてなど、わかりやすく話してくださったり、呼吸法が自然免疫に働きかけることや、NK細胞との関連性など、科学的なエビデンスも織り交ぜながら解説をしてくださいます。
医学的な知識がない方にとってもわかりやすく、また効果やエビデンスを的確にお教えくださる点が、伝え方という側面から改めてとてもお勉強になりました。
どれも初めての方でもできる簡単なアーサナばかりでした。かつ、お子様からご高齢の方まで無理なく行えるようなものだったので、アーサナ選びもとても参考になりました。
2.呼吸法実習。
呼吸法は、心を落ち着ける1:2の腹式呼吸と、体を活性化させるカパーラバティという呼吸法を行いました。
特に1:2の呼吸法は比較的どなたでも簡単にできるものですが、それでもご自身の「自然な呼吸」というものが感じられない方のために、先生は「右手は人差し指を鼻の下に、左手はお腹に置いてみてください。温かい息が感じられたら、それが自然呼吸ですよ。」と解説されていました。
お師匠様のお声掛けは、「ヨーガが初めての方」や「体の調子が優れない方」のお気持ちやお体に寄り添っていました。
自分が感じる「当たり前」や「簡単」というものは、あくまで自分の主観でしかないのです。そんな姿を見せていただき、身が引き締まる思いでいっぱいでした。
また、わたしもそのようなお声かけができるように、驕らず、常に広い視野でヨーガを実習していきたいなと思いました。
3.瞑想実習。
瞑想では、まず最初に瞑想の4構成についてお話しされていました。
ヨーガの瞑想は、ただ目を閉じて呼吸を感じたり、頭の中を空っぽにしたり…という種類のものとは少し違っています。
もちろん、瞑想が初めての方や、そのような瞑想が必要と判断した場合は行うこともありますが、慣れてきたときにお伝えするのは「ヴェーダ瞑想」という種類の瞑想です。
「ヴェーダ瞑想」とは、何か「テーマ」を与え、そのテーマに沿って過去の体験やその時の感情を調べて(思い出して)行くという瞑想です。
ヴェーダ瞑想の4構成は、
①シュラヴァナ(聴聞)…師の話を聞く
②マナナ(熟考)…よく考える
③二ディディヤーサナ(実行)…日常でやってみる
④ギャーナ(悟る)…受け入れる
というステップからなります。
グループレッスンの場合はその時々季節や世間の話題などからテーマを選ぶことが多いです。個人レッスンの場合は、カウンセリングを行った後に、生徒さんに必要だと判断したテーマに合わせた瞑想テーマを用意します。
今回、お師匠様が与えてくださったテーマは…
「昨日の朝から夜寝るまで。何をしたか?調べてみてください。」
というものでした。
「朝起きて、何した?何食べた?どこに行った?誰と会った?
その時のご飯の味は?感覚は?感情は?など、微細なことまで思い出してみてください。夜まで行ったら、また朝から。昨日の自分をまるでテレビの映像を見ているように、思い出してみてください。」
8分ほど瞑想をしました。
わたしの場合は、思い出せることもあれば、思い出せないこともありましたが、意外と感情の部分は強く覚えているなあ…といった気づきがありました。
瞑想が終わると、お師匠様はこうおっしゃいました。
「毎日、感動していきていると、ちゃんと思い出せるんですよ。」
わたしたちは、忙しい毎日の中でついつい「なんとなく」物事をやり過ごしてしまっていることが多くなっているのかもしれません。
テレビを見ながらご飯を食べたり、朝起きたら体や心の声も聞かぬままルーチンをこなしたり。スマートフォンを見ながら電車に乗ったり、その日あった嫌な出来事を思い出しながら眠れない夜を過ごしたりしているのかもしれません。
それら1つ1つを意識して行うことで、「今この時」を大切に生きることができるようになるのかもしれません。
とても素敵な瞑想を教えていただきました。
4.最後に。
お師匠様から学ぶことはとても多く、いつも多くのことを経験させていただいています。
お師匠様は何度も何度も、大切なことは繰り返し何度もおっしゃいますが、常に新しい情報やエビデンス、トレンドの事象も織り交ぜてお話をしてくださるので、同時にいつも新しいことも学ばせていただいています。
わたしはヨーガ療法士の養成講座は卒業し、毎月のように学びの場が与えられているわけではないので、今後も学び・成長のチャンスを逃さぬよう!
積極的に勉強の場に参画していきたいなと思います◎
最後まで読んでくださり、有り難うございました!
それではまた、次回。
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