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ジェンダーってなに?

こんにちは!芽‐MEGUMU‐の松山里緒菜です。
今回は、昨年からよく耳にするようになった「ジェンダー」の基礎知識に触れていこうと思います。今後の記事でも深く関係してくるワードなので、しっかり理解して学びを深めていきましょう!

1.そもそも”ジェンダー”ってなに?

ジェンダー(gender)とは、生物学的な性別ではなく、社会的、文化的な役割としての性別を意味します。また、ジェンダーは社会における心理的・文化的な性別、社会的な役割としての男女のあり方をさしており、「男らしさ」や「女はこうあるべき」といった言葉に強く反映されています。

例えば、
・家事育児は女性の仕事
・外に働きに出るのは男性の仕事
・女性は料理がうまい
・男性は泣いてはいけない

といった感じ。ふるまい方やはたらき方、そして服装などの性差にもジェンダーは含まれてしまっています。

それでは、世界と日本のジェンダー不平等における立ち位置とは、いったいどこにあるのでしょうか。

2.日本のジェンダーギャップ指数

まずは「ジェンダーギャップ指数」の説明から。
「ジェンダーギャップ指数」とは、各国の男女格差を数値化したものです。教育・経済・保健・政治の4分野で構成されています。

世界経済フォーラムが毎年公表する「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書」によると、日本は2021年に156か国中120位という結果になっています。この結果は、前回と比べてほぼ横ばいとなっており、先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国よりも低い結果となりました。

このようにジェンダー不平等は、日本で今最も解決しなければならない課題といっても過言ではないでしょう。

そして、世界には「女性」というだけで被害を被っている人たちが大勢存在します。

3.世界のジェンダー不平等

開発途上国の女性たちは、「女性である」という理由で、児童婚や児童労働を強いられたりしています。それにより、女性は教育の機会を奪われるだけでなく、性的・身体的搾取や暴力にさらされているのです。実際、国連開発計画(UNDP)の「アフリカ人間開発報告書2016」によると、「平均して、アフリカの女性は男性の人間開発レベルの87%しか達成していない」ことが報告されています。

多くの国々では社会規範や風習などにより、育児と家事は女性が担うものとされています。子供と高齢者の世話、炊事、掃除、洗濯など、賃金の発生しない仕事を女性が受け持っているのです。

特に、途上国の中で最も貧しいとされているアフリカのサハラ砂漠以南の国々では、そのような性的役割分担が顕著で、家庭のために水をくむ労働は、71%が女性と少女の負担です。また、男女の賃金格差はサハラ以南の国々の労働市場に蔓延しており、女性の賃金は男性の7割程度と推定されます。

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今回は
1.ジェンダーってそもそもなに?
2.日本のジェンダーギャップ指数
3.世界のジェンダー不平等

について広く浅く触れました。
日本だけでなく、海外の現状についても知ることで「ひとごと」ではなく「じぶんごと」として捉えるキッカケになれば嬉しいです!

ライター:松山里緒菜

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