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【更年期通信】海外の更年期症状に対応する、ホットフラッシュ対応リストバンド型ウェアラブルを調べて感じたデータ活用の重要性

2022年2月、岸田内閣での「女性の更年期支援策検討」や、3月の国際女性デーをきっかけに、日本でも更年期症状に対する報道が多くなり、さらに男性の更年期障害についての報道も増加している。

欧州の中でも英国は、更年期症状についての理解が進んでおり、国をあげて支援を行っている。以下の動画が大変わかりやすいので、参考にしてほしい。

そこで、女性の更年期症状の中でも一般的なホットフラッシュに対応する「リストバンド型デバイス」を3点紹介する。


①GRACE(英国)

英国のAstinno社CEO・Peter氏が、更年期症状について女性に話しを聞き、ホットフラッシュや寝汗の対処法を聞いてユーザーリサーチした結果、「GRACE」のアイデアを思いついたのがきっかけ。

ブレスレット型ウェアラブルデバイスで、ユーザーの体温を常時モニターし、ほてりやのぼせ・発汗を検知したら、自動的にデバイスが冷たくなって体の熱を冷ます仕組みになっている。

腕時計型の表面温度を計測するデバイスはいくつかあるが、冷却機能までついているのがポイント。

②Embr Wave2(英国)

MIT卒業生が2013年に創業。研究室で汗だくなのをなんとかしたいと製品化。当初は女性向けのデバイスではなかったが、その後、女性向けのデザインに変更されたようだ。
米国に住む男性の知り合いが、女性向けデバイスになる前のデザインのものを使用していたと聞いた。

以下の記事で、当製品について詳しく説明しているので、参考にしてほしい。

知り合いが、海外から当製品を取り寄せしたため、お借りして数週間つけてみた感想がこちら↓

【感想】
①冷却機能もあるためか、想像以上に大きくて重い。
②YouTubeを見てもわかるが、手首の手のひら側に装置をつける仕様のため、パソコン作業の際に邪魔になる
③時計機能がないため、別のウェアラブル(Apple Watchなど)や腕時計もつける必要があり、2個リストバンドをつけるのは厳しい

筆者はホットフラッシュがないことと、上記はあくまで数週間つけてみた感想であるものの、実際に装着してみると、さまざまな弊害があった。
北米では比較的人気のある商品とのことなので、もしかしたら上記の弊害以上の効果が得られるのかもしれない。

ホットフラッシュのある女性たちにヒアリングし、こちらの製品も紹介したが、日本人は米国人と比較し華奢であるため、日本人向けに展開するならば、もう少しコンパクトにするなどの工夫が必要かもしれない。

③Kulkuf(米国)

熱電冷却により、ほてりを瞬時に緩和。知り合いが取り寄せして使用していると聞いて調べてみた。実際に製品をみていないのでなんとも言えないが、動画やホームページを見る限り、比較的大きめのウェアラブルデバイスである。

ホームページを見ると、帽子に埋め込まれたタイプもあり、リストバンド型で199ドル。帽子型で50ドルで販売。

【まとめ】継続的に体温計測する仕組み

今回は、ホットフラッシュ対応リストバンド型ウェアラブルを3点紹介したが、いずれも表面温度を測る仕組みが埋め込まれているようで、冷却する装置がついている。

米国や英国ではこういった製品が出てきているものの、東洋人と西洋人のホットフラッシュの出方や課題は異なるとも言われている。もう少しスムーズに体温計測できる仕組みがあれば、東洋人のデータも取得できて、製品化が進むのではないかと感じている。

更年期症状に限らず、Femtech全般で言われている「データ取得」。
特に女性のバイタルデータ取得については、「どのような世界を実現したいのか。そのために何のデータが必要なのか」を軸に考えていきたい。