見出し画像

親が子供の自分軸を阻害するパターン

こんにちは!小学校教員のめぐみです。
私は教育や自分軸をもつことの大切さについて、日々発信しています。

しかし、もし子供にとって一番身近な親が、子供の自分軸が伸びることを阻んでいたら、どうなるでしょう?
そんな育て方をしていた場合は、子供が自分軸を伸ばすことはかなり難しくなってしまうと思います。

最悪の場合、子供は親の言うことを絶対視し、親の生き方を追従するコピー人間のようになってしまいます。
私は、まさにこのパターンに当てはまる親子を知っています。

そこで今日は、子供の自分軸が育つのを親が阻んでしまうパターンについて、例を挙げて書いてみたいと思います。

強権政治の親

その子たちは兄妹でした。
仮にA君、Bちゃんと呼ぶことにします。

A君とBちゃんは仲のいいごく普通の兄妹でした。
しかし、2人が小さい時から、母親の考えと少しでも違うことを言ったり、したりしようものなら、母親に全否定されたそうです。
否定されても2人が言うことを聞かず、自分の意見を通そうとすると、母親は物を投げてでも皿を割ってでも言うことを聞かせたそうです。

Bちゃんの方は本来、自分で物事を考える子で、母親に対して反発や違和感を感じていましたが、反対することができないまま成長しました。
そして、母親に対してわだかまりや違和感を感じつつも、完全には離れられない関係を続けています。

A君の方は、もともと甘えん坊でママ大好きっ子でした。
大好きなママの言うことに従っているうちに、いつしか母親の言うことと自分の考えの区別ができなくなっていきました。

そして大人になった今も、母親の意向に従い、母親の意見を絶対視し続けています。
本人はそれがおかしいとも思っていないでしょう。
まさにコピー人間のようになってしまっています。(私から見て、ですが。)

子供には子供の人生がある

子供は親の選択で生まれ、親の保護のもと育ちます。
でも、子供には子供の意思があり子供の人生があることを、忘れてはいけないと思います。

そうしないと最悪の場合、上に書いたような親子になってしまいます。
私は正直、上の親子の関係や小さい頃の話を知った時とても恐ろしかったです。

親の影響がいかに大きいか、親の言動で子供の将来や人格までもがいかに変わってしまうかを思い知らされたから。

子供が幸せに生きていけるように。
子供が自分の人生を生きられるように。

そう願うなら、「どうせ子供だから。」とコントロールしようとしたり、親の支配下に置いたりするのではなく、一人の人格として尊重することがとても大切だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?