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FinTech企業カンムに転職した広報が、一番はじめに社内メンバーに伝えたいこと

こんにちは。6月より株式会社カンムで働きはじめた広報のミヤモトです。前職のフォースタートアップスで約2年広報として働き、再びひとり広報としての生活がスタートしました。そして「そうだ、まずは広報が何かを知ってもらわないと…」とヒリヒリした感覚を徐々に思い出しています(笑)。

株式会社カンムとは?

カンムはVisaプリペイドカード『バンドルカード』と、手元の資産形成に活用できるクレジットカード『Pool』を提供するFinTech企業です。優秀なエンジニアさんが多く在籍しており、代表もエンジニア出身。そのほかにマーケターやデザイナーなど専門知識が豊富なプロ集団で構成されています。

そんなこともあり、広報が何をしているのかさっぱり伝わっていないのが現実…なので、noteを書くことにしました。


広報ってなに?協力なしでは生きられない職種

広報の役割は「ユーザーや従業員、取引先などあらゆるステークホルダーとの良好な関係性を築き、維持すること」。そのために必要な社内外への情報発信や企業文化醸成を担っていると考えています。しかし、広報単独では何も成果は出せない…。そんなちょっと変わった特性を持つ職種なのです。たとえば…

課題1.「半年以内に●人採用したいが、候補者の歩留まりが悪い」
→広報側の施策例(採用広報):
オウンドメディア等で自社について発信し、不安払拭や魅力付けを行う。採用担当にスカウトメールに添付してもらって候補者に事前に読んでもらうことも。

課題2.「営業部の成果をあげたいが、顧客に良さを理解してもらえない」
→広報側の施策例(サービス広報):
導入事例をわかりやすく記事化して営業時に役立ててもらう。 

課題3.「新サービスをユーザーに知ってもらいたい」
→広報側の施策例(サービス広報):
新サービスについてのメディアに取り上げてもらえるよう(メディア露出ができるよう)メディアにアプローチを行い、記事に取り上げてもらう。 
※メディア露出の場合は必ずしも取り上げてもらえるわけではないので、これについてはメディア特性という形で別のnoteで発信します。

課題4.「自社が何者なのかを理解されていない」
→広報側の施策例(トップ広報):
トップが考える自社の世界観や将来像、事業内容について情報発信。メディア露出を狙う。

課題5.「ステークホルダーから“〜な会社だ”と思われたい」
→広報側の施策例(企業広報):
たとえば、イベントなどを通じて“〜な会社だ”という望ましい企業イメージを築き、より強固なものにしていくことを目指す。イベントであれば、その上でメディア誘致などができれば更に効果的。

このように、全方位的にサポートを担うスペシャル・サブと言ってもいいかもしれません。とはいえ、全領域・全職種のすべての状況や考えを把握している全知全能の神ではないので、必ず関係各所からの情報提供や連携などの協力が必要不可欠です。仮に、全職種のすべてを理解できているなら、きっと広報ではない何者かになっているはずです(笑)。

広報活動の先に、どんないいことがあるのか?

私の考える広報活動の先にあるメリットは、以下です。

①会社やサービス等の認知度が上がる

メディア露出などを通じて、会社名やロゴ、サービスや事業内容が世の中に届き認知度が上がると…
・採用がしやすくなる
・企業およびサービスに対する信用度が上がって、利用者が増えやすい土壌ができる
(自社ではない第三者が報じてくれるメディア露出なら信用されやすい)
・競合が現れてもブランド力や信頼性のおかげで、簡単にパイをとられない

というように、人々が自社を選ぶ・選びつづける理由になり得ます。
またもし、自分が投資家で、全く同じ市場の同じ状況の会社が2社あった場合、無名の企業より、有名な企業に投資しませんか?そういうことです。

②会社と各種ステークホルダーとの良好な関係性を築ける 

従業員・ユーザー・投資家・取引先など会社が関わってるすべてのステークホルダーに配慮した発信をすることで、当社に協力いただけたりすることにも寄与します。資金調達、取引先との関係構築などの側面でも、会社経営に貢献します。

③社外メディアからの声を会社に届けられる

社外からの目線は時にサービス改善や会社そのものの状況改善に大変役立ちます。また、メディアとの信頼があれば会社が大変なタイミングで、助け舟を出してくれることだってあるかもしれません。

昨今では、広報の重要性がスタートアップにおいても浸透しつつあり、知名度向上に向けた努力をしている会社さんが増えたように思います。そんな中で、効果的な広報を実践できる企業は、ユーザー獲得や採用などのさまざまな分野で、他社と比べて有利なポジションを築けます。逆に言えば、自社が広報に注力せずにいると、他社の知名度に負けて不利な状況になってしまうのです。

広報をやらないことのデメリットについては、東洋経済も解説してくれているので、興味がある方はぜひ🙌

カンムの広報はいま、何をやっているのか?

広報活動の中には複数の種類があり、サービス広報・社内広報・採用広報・危機管理広報などがあり、それぞれ果たすべき役割や目的が異なります。カンムの場合はひとり広報ですので、優先順位はありますが、これらを一人で担っていくことになります。

2023年下期は、「採用力のある会社にする」をミッションに、主に採用広報に力を入れていく予定です。
①採用広報:エントリー数or認知のきっかけの数に貢献(メディア露出)
②採用広報:応募促進や不安払拭の材料を提供(記事作成)
③MVVの策定(人事企画の横井さんと一緒に行います)
④代表含めた数人のメディア認知獲得

①と②の考え方のイメージとしては以下のような感じです!が、ちょっとお伝えするには文章が長くなってきましたので、このお話はまた今度。

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