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読むとChatGPTを使いたくなる本~いまなら間に合うデジタルの常識を読んで~大人の読書感想文vol.27

「GPTってなんだよ、指定校推進で使う成績かよ。」
「Web3ってなんだよ、むしろ2を知らねーよ。いつの続編だよ。監督替わってのかよ。」

『いまなら間に合うデジタルの常識』岡嶋裕史著より


これらの言葉を見て、クスっと笑ったそこのあなた。
もしくは私のように共感してしまったそこのあなた。
そんなあなたにオススメの本があります。

『いまなら間に合うデジタルの常識』という本です。


いや、ほんまに思ったわ。
「Web3って何?むしろ2を知らないけど!」って。

さて、この本、231ページなのでサラッと読めます。

そしてこの本を読んで、私はChatGPTを使い始めました。

なぜかって?
なんと、この本の「おわりに」は、ChatGPTに書かせているんですよ…。最初その意図に気付かずに読み進めて、途中で気づいたんですよね。

ChatGPTが本の「おわりに」を書けるんですよ!
以下のような命令文を言ったらスラスラと。

Q.IT書籍のあとがきにふわさしい文章を考えてみよ。あ、書いたのは中央大学の岡嶋さんね。800字ぐらいでお願い!

この結果、書かれた文章のすごさを目にして、ChatGPTを使い始めたのが私です。

ということで、どんな本だったのか、この本を読んだ学びをどう活かしていくのか、などをこのnoteで書いていきます。



▼この本を手にとったきっかけ1

8月中旬、日経xwomanアンバサダーミーティングがリアルで行われました。
という話をここでチラッとしたのですが…

この時本を1冊いただきました。というか、選んでいいよ~と言ってもらえたました。本好きにとっては、めちゃくちゃ嬉しい話!選んだ本はこちら!

『いまなら間に合うデジタルの常識』

ChatGPT
NFT
Wev3
メタバース
イーサリリアム
ゼロトラスト
ブロックチェーン
強いAI・弱いAI
STEM
エッジコンピューティング
5G
ディープラーニング

もうね、このへんの単語を見た時、思ったんですよ。
「読みたい!読まねば!」って。
なぜなら…

▼この本を手にとったきっかけ2

私が今やっている仕事に必要な知識がつまっていると思ったから。銀行員としてアプリ開発やっている中で、「このへんのことは理解しておいた方がいいよな」と思いながら、どうやってインプットしようか悩んでいたところだったのです。Udemyを視聴してみたり、ネットで調べてみたりしたものの、「果たしてこれでいいのだろうか…?」という思いがぬぐえなくて。

その中で、『デジタルの常識』とあって、気になっていたワードがずらりとある。ページ数も231ページと、そんなに多くない。これはまず読んでみよう!そう思えました。

▼こんな人におすすめ

どんな人向けか、本に書いてありました。

別に技術のことなんて好きじゃないんだ。ー中略ー
でも、一応、なんか聞かれたときのために、なんかしゃべる羽目に陥ったときに無難に立ち回れるように、どんな技術で、何ができるのか、基本の作りくらいはおさえておきたい。本書はそんなビジネスパーソンのために著しました。

もうこの書き方が、初心者を安心させてくれます(英語の和訳みたいな文章になってもた)。
難しい話は分からないけど、「これって何?」って聞かれた時、中学生にでも分かりやすく答えるセンスって、けっこう大切だと思うのです。

他にも、こんな方にオススメ。

業務でデジタル技術を扱う方
DXを担当している方
商品回開発に関わる方
IT教育に携わる方

はい!はい!私です!と言いたくなりました。

▼一言で言うと

IT分野の動向とリスク、付き合い方を分かりやすく解説した本。

▼印象に残ったこと

魔法は理解しなくても使えてしまう

詳しい仕組みが分かっていなくても理解していなくても、使っていくことが大切だなって思いました。

ChatGPTは仕事を変えるのか

「こんな会議、ひまな人が忙しいふりをする仕事ごっこの意味しかないのでやめましょう」とか、
「PPAPっていう、暗号化ファイルが送られてきて、後からパスワードが追送されるのって、安全上特に意味はないですよ」とか、
「上司がまだいる、という理由だけで残業するのはやめて、とっとと帰りましょう」とか、
わかっちゃいるけど角が立つのでできないことって多々あります。
人間だと事が荒立つことも、AIなら受け入れてもら双です。

「AIさんがこう仰っているので、有給休暇は必ず消化するようんしいましょう。『私用ではダメ』なんてアホなこと言いませんよね?とか」

このへんの文章が、とっても軽妙で読みやすかったです。DX化はこういう意味でも必要だな、と思わされました。

DXが失敗する理由

極端な話、変えられるなら手段はデジタルツールでなくてもいいと思っています。でも、「DはともかくXがない」、DXが失敗する理由はこれだ、と。「デジタルツールは導入するけれど、業務手順や組織のありようは変えない」という選択が多くの組織で行われている。

Web3はバズワード

Web3とは、ビッグテックの支配から個人が解放されたインフラのこと。そしてその実現のためにブロックチェーンを使っている。

一般利用者はレイジーである

選挙の投票率を見れば、それは明らかです。選挙は民主主義の根幹を形成する制度です。良し悪しでいえば細部に不満はありつつも、良いことだ、参加すべき価値のある行いだと大半の人が言うでしょう。でも、人は投票に行きません。面倒だからです。
一般利用者のレイジーさを非難したいだけではありません。それは人の自然なありようだと思います。(中略)でも、システムを設計するときに、絶対に考慮すべきことです。人の善や勤勉さに期待するシステムは長続きしません。持続可能性に乏しいからです。

二段階認証と二要素認証の違い

ふだん、私たちが何の気なしに認証と片づけてしまう行為は、3つのプロセスでなりたっています。識別、認証、認可です。
識別は「これは誰だ?」(ユーザーID)、
認証は「こいつは本当に本人か?」(パスワード)、
認可は「こいつは何をさせるんだ?」(こいつは無料会員だから無料記事Aだけ見せよう)です。

それぞれのプログラミング言語

C言語:通好みの汎用性効率性が高い言語だが、習得が難しい。同じ仕事をさせるにも無限の書き方があるため他人が書いたプログラムを読み解くのに苦労する。

Java:特定のOSに依存しない使いやすさがあるが、それを担保するために仮想マシンを使っているので、実行速度が遅い。

Python:AIを活用したプログラムによく利用される。人間にとって読みやすい、初心者にも使いやすいのにプロも満足する高機能。ただ「使いやすい」ものは「曖昧さを許容している」ので、熟知して使わないと思っていたのと違う動作をすることがある。

R:統計処理が得意。統計解析を行うのであれば、簡単なプログラムで高度な解析処理が可能。しかし他の用途に転用しにくく汎用性はない。

▼この本を読んだ学びをどう活かしていくか

ChatGTPを使って遊んでみる。
まずはなんでも使ってみてやってみる。そこから理解する。

もし良ければ、みなさんも読んでみて下さい。
とくにChatGPTが書いた「おわりに」はすごいです。AIのいいところ苦手なところがすごくよく分かります!そして、もしChaatGPTをまだ使っていなかったら。あなたも使ってみたくなると思います。


(3,000字ぐらい)


日経xwomanテラスにも書いています。
アンバサダーやってます。
この3,000字を2,000字以内にまとめました。

月3回ほど書いています!
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前回の読書記録


このnote、2023年9月現在、月・水・金の週3回ハイペース更新中です。

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