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育休中に58時間かけて断捨離した結果

「片付け」「断捨離」

この言葉を聞いたことがない人はいないでしょう。
そして、一度はしたことある!という人が多いのではないでしょうか。


先日の記事で書いた「仕事復帰までにやるべきこと」のうちの1つ、断捨離。

「断捨離、うまくいったら教えて!」と友人から言われていたので、今さらながら書いてみます。


◆断捨離する前のお話

仕事復帰前、去年の2019年4月。私の月間目標は「断捨離」でした。それまでは、ザ・捨てられない女。文字で書くと、なんだか違う意味になりそうな言葉。

もともと服や小物は少ない方だったのですが、買った物を捨てられないんです。「モノ持ちがいい」と言えば聞こえがいいのですが、そのレベルを超えていました。小学校の時に流行ったキラキラペンとか、なんかよく分からないワッペンとか、この時までずっと持っていましたからね…

あと、箱。
箱が捨てられない。プレゼントしてもらった時についてくる、あの箱。大小さまざまな箱。

「この収納ボックス何が入ってるの?」と聞かれて、「…箱」と私が答えた時の、夫の「…え…」という顔は忘れられない。収納ボックスそのものが箱なのに、その中に空箱が入っていて、さらにその中に空箱が入っているの。まるでマトリョーシカ。でも捨てられない。何に使うわけでもないのに。そんな収納ボックスがいくつかあったり、空箱がいたるところに少しずつこんにちは。これ、箱好きの人には分かってもらえると思います。

さて、そんな私が徹底的に断捨離を開始。だって、今月の目標ですから!やり遂げないわけにはいかないのです。

これは自己流にやっていてもダメだ!今回断捨離しても、また半年後ぐらいに「片付けなきゃ…」って思うやつだ。もしくは引越の時に、「どれ捨てようかな…」と思っているうちに思い出にひたちゃって時間がなくなり、「面倒だからとりあえず引越先に全部持っていって、それから考えよう」と思って結局片付けないヤツだ。

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だから今回はガラリと方法を変えたのです。ここはプロに頼ろうと。

断捨離や片付けと言えば、こんまり。私も名前は聞いたことありましたし、「こんまり=ときめき」ぐらいのイメージは持っていました。でも今回はそんな中途半端な知識ではなく、徹底定期にプロをマネしようと決断したのです。すべては模倣から始まるのです!

こんまりと言えば「人生がときめく片付けの魔法」という本が有名。ということで、夫が持っていたその本を読み込んで、その通りに実践。仕事復帰した後は時間がないから、やるなら今しかないと思ったの。

正直ね、最初は「ときめきって何やねん」って思ってたの。「そんな乙女のポリシーで片付けられるなら、今まで苦労せえへんわ」って。

でも違いました。

まず、本の内容をよく読み込むと具体的な方法が書いてあるんです。

衣類→本→書類→小物→思い出
の順番でやるのがオススメです byこんまり

ということで、メモ魔による私の断捨離記録!こんまり流にそって、やってみました。

◆具体的に、どういうスケジュールで断捨離したのか


<私のスケジュール>
1.断捨離1~5日目 服と本の片付けで40時間
まず、服をすべて取り出し。私、服は少ない方だと思っていたのですが、127着もありました。そして、クローゼットやタンスに入る範囲で服を残しました。不要な服やアクセサリーが15ぐらいあったので、捨てたりメルカリに出品したり。人が管理できる服の総量は100着ぐらいだそうです。

こんまりの本では「モノの住所を決める」ことの大切さが書かれていて、その通りにしました!「モノの住所を決める」コレめっちゃ大切!モノの住所を決めると、その後片付かなくて家がぐちゃぐちゃ、ということがなくなります。

服と本の断捨離で約5日間合計40時間ぐらいかかりました。メルカリ出品&発送手続きも地味に時間がかかったので、それも含みます。

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2.断捨離6~7日目 書類→小物→思い出の片付けで合計18時間
『すべて取り出す→取捨選択→モノの住所を決める』
服や本の断捨離でこの流れをつかめていたので、この頃にはだいぶテキパキ出来ました。にしても、ナゾの小物が多かった…

地味に時間がかかったのは薬の整理。保存してある薬は全部取り出す→薬の袋に【もらった日、期限、効用】を書き出す、というのをやりました。【2019.6.22、期限2020.6.22、耳鼻科の薬、妊娠中OK】みたいな感じです。


断捨離にかけた時間は7日間、合計58時間。
モノの住所を決めたことで、どこに何があるかを把握できたのはかなり大きかったです。「あれ、どこにあったっけ?」がほぼなくなりました。

こんまり流の断捨離をするまでは、「片付けしなきゃ」と何回も思って、そのたびに片付けているのに、なぜかまた片付けが発生するというのを繰り返していたのですが、この本格的断捨離をしてからは、「片付けしなきゃ」がなくなりました。だって、モノの住所がすべて決まってるんだもん。片付ける時に、どこに片付けるか考えなくていいんだもん。それ、けっこう大事。

逆に言うと、この断捨離は考えることの連続でした。「これ必要?それとも捨てる?」の選択から、「これはどこに置く?どういう風に収納する?」「ここに置いて動線はどうか?」など。本当に考えることの連続。

特に、服が一番大変でした。当時のfacebookへの私の投稿がこれ。

◆一番大変だった服の片付け

育休中にやっておいた方がいいと思い、断捨離を始めました。この機会に徹底的に断捨離をして、片付けをしなくても整っている状態をキープする仕組みを作る!
こんまりの片づけ本に従って、まずは衣類から。今回は、服を断捨離するだけでなく、
・衣替えしないように整理する
・今後、服に悩まなようにする

のが目標。
とはいえ、服にこだわりは全くないから、そんなに服を持っていないだろうと思いながら、こんまりメソッドに従って、服を一か所に全部出したら…127着ありました!(下着、靴下、小物、靴などは除く)とりあえず13着処分したけれど、まだまだ減らしたい。
人が管理できる服の総量は、100着が目安だそう。うん、これぐらいに減らしたい。「服に悩まないようにする」という目標に向け、持っている服一つ一つのコーディネートを考えて、それはどのシチュエーションで着るのかも考えて、コーディネート出来ないものやシチュエーションが浮かばないものは捨てる!と決めました。

この作業、めっちゃ時間かかる。
そして何より、100着以上持っているのに、なぜ、毎回服に悩むのか。
平日は悩まないんです。スーツ+インナーで決まっているから。そう、服が制服化出来ているから!休日や旅行、帰省など、とにかくすべてのプライベートにおいて、どの服を着るか悩む時間を省略したい。そこに時間をかけたくない。=私服も制服化しよう!!
そこで、今ある服を組み合わせて制服化しようとしたのだけど、なんだかピンとこない。こんまり流に言うと、ときめかない。
ということで、今ある服はおいておいて、自分がどういう服を着たいかを考えてみた。
<前提>
どういうシチュエーションが多いか
ざっくりこんな感じ
・70% スーツ
・8% 友達の家へ行く
・8% 友達が家へ来る
・6% 来客なし家でゆっくり
・2% BBQなど外でお出かけ
・2% カフェや飲み
・2% セミナーなどセミフォーマル系
・2% 帰省、旅行
1.靴は基本スニーカーがいい。
これからの外出は、娘を抱っこしての外出になるだろうから。たまにヒールはいいけれど、それは月1回あればでいいかと。そしてヒールはたくさんある。ちなみに、コンバースは足が痛くなった経験があるのでNG。スニーカーは黒しか持っていないので、もう一色買い足そうかなぁ。
2.ボトムはパンツスタイルor膝丈~7分丈までのスカートがいい。
ロンスカとガウチョパンツは着たくない。ロングスカートは階段でひっかかりそうになってるから。娘を抱っこしているので、それは危ない。ガウチョパンツは、外出先のお手洗いで、ガウチョパンツをさげた時に裾が床につきそうになるのがとっても嫌。(みんなどうしてる??)
3.トップスはゆったりめがいい。
授乳したいから。
4.トップスをinしないスタイルがいい。
ネットで色んなコーティネートを調べていると、どうやら今はトップスをinするのが流行りっぽい。でもそれって静止画で見るといいけど、動くとinしたトップスが微妙な感じで出てきちゃってだらしなく見える経験あり。うまくいくなら、このスタイルでもあり。
5.パーソナルカラーは秋
以前、パーソナルカラー診断をしたら、私に似合う色は「秋」だった。例えば、シルバーよりもゴールド系の小物の方が似合うし、パステルカラーよりもカーキやくすんだ黄色の方が似合う。
6.出来ればおしゃれに見せたい(笑)
おしゃれに見えるにはどうすればいいかネットの画像を見ながら考えた結果、小物がポイントかなぁと。いや、服をたくさん着る機会があれば、服そのものをオシャレにするという選択肢があるのだろうけど、私服を着るのが休日のみの私にとって、しかも服を制服化したい私にとっては、小物がポイントかなぁと思った次第です。靴とバッグの色を揃えるとか靴をベルトの色を揃えるとか。そして、おしゃれさんはバッグが小さい!…それって子連れには難しいのでは…と思ってしまったけれど。
7.エアクロは検討中。
考えるのが面倒になったので、これは「air closet」を使ってみてもいいのではと思い、とりあえず会員登録した。でも。月7,100円は私にとって私服にかける値段じゃない。私服で通勤する人ならいいと思うんだけど、平日はスーツなので、私服は土日のみ。ちなみに、去年1年間の服飾費は9万円だったから、(ワンピース4着、スニーカー1足、その他クリーニング代など)そう考えるとやっぱりしばらくはエアクロもアリなのか?と悩み中。
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こんな感じで2日間考え続けていたら、頭が痛くなったので(笑)みなさんのお知恵を拝借したく。
出来れば、手持ちの服に、新しい服(予算10万円ぐらい)を足した上で、完全に服を制服化し、そこにランクインしなかった服は全て処分したい。でも、どういう服がいいのか分からない。ということで、「私に似合うコーディネート教えて!」という経緯です。
長い…笑
今回しっかり服を決めてしまって、今まで服に迷っていた時間を他のことに使いたいのです!!

これが当時のfacebookの投稿です。33件ものコメントでアドバイスをもらいました。ありがたや。そして、当時私がどれほど悩んでいたのかが分かります。

◆断捨離した結果

おかげで、片付けをしなくても整っている状態をキープする仕組みを作れました。衣替えもしていないので、その手間もなくなりましたし、服を制服化しているので、服に悩む時間もなくなりました。

こういう仕組み化を1つずつ作ることによって、仕事と育児の両立が出来ていると言っても過言ではありません。育児なんて、「これがいいかな?こっちの方がいいかな?」の連続なので、いちいち服で迷っていたら、「選択疲れ」します。

優先順位の低いものは「選択疲れ」をしないように、仕組化する。

私にとって、これが服で出来たことはかなり大きかったです。まだ完璧とは言い難く「この服、年1回ぐらいしか着ていないかも…」という服もあります。いっそ、同じ服を5着買って、それを着まわそうか考え中(笑)

◆片付けのポイントサマリー

こんまりの本を読み込むのがオススメですが、それも面倒な方に。ポイントはこれ!

・衣類→本→書類→小物→思い出の順番でやる
・衣類、本、書類、小物、思い出、それぞれ全て一か所に出す
これめちゃくちゃ大事!
・取捨選択して、残ったモノの住所を決める

人生に何が必要で何がいらないか、何をやるべきで何をやらないべきかが、はっきりとわかるようになるのです』とこんまりの本に書いてありましたが、本当にその通り。

正直、ここまで徹底的に断捨離すると、「残すか」「残さないか」の選択の連続ですごく疲れます。人間って選択疲れするっていうけれど、本当ですね。

でも、その選択の基準のモトとなるのは、「これからどういう風な人生にしたいか」「その優先順位は」ということを考えるようになったのです。こんまりの「片付け」を通して、人生が変わるといのもうなずけます。

私は、こんまりの「片付け」をしたことによって、今後のキャリアを深く考えるようになりました。当時キャリアについての考えを記録したノートはなんと!60ページ以上!めっちゃ考えました。そして本当にしたいことは「金融教育」なんだなって見えてきて。そのためにはどうするかということを現実的かつ具体的な方法を考え始めて。それが、facebookでのマーケット投稿になり、このnoteでの「経済を分かりやすく説明する」に繋がっています。このnoteが存在するのも、こんまりのおかげかも!?

以上、育休中に58時間かけて断捨離した結果見えてきたもの、でした。『人生に何が必要で何がいらないか、何をやるべきで何をやらないべきかが、はっきりとわかるようになるのです』本当にその通りでした!こんまりが海外で片付けを通して人生を見つめ直す作業がNetflixで流行っているのも、分かる気がします。

例のウィルスの影響で、外出自粛の今。こんまり流の片付けをするちょうどいい機会かもしれませんよ。


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