GAFAMで一番成長が期待できるのはどこ?~GAFAMの決算比較から読み解く~
グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト。
Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft。
それぞれの頭文字をとって名付けられた、GAFAM。
言わずと知れた、GAFAM。
期待以上のスピードで成長している「GAFAM」。ひとくくりに5社で語られることが多いですが、全部一緒ではないんです。一番注目されているのはどこか。今回は、「GAFAM」をひとくくりにせず、決算やPERをもとに個別に解説していきます。
改めて、こんばんは。FPむーです。
期待以上のスピードで成長している5社、「GAFAM」。一番注目されているのはどこだと思いますか?
と、その前に!まずは数字で確認していきましょう。
数字と言えば、決算書。5社の決算を見ていきましょう!具体的に売上高はどのぐらいだったか、純利益はどうだったのか、それぞれの主力事業は何なのか。
まずは、売上高が高い順に!
この記事を読んでいる方々には注釈つけるほどではないと思いますが、以下、Google=Alphabetと思ってもらえれば大丈夫です。
◆売上高
1.Amazon 2805億ドル(20億ドル増)
2.Apple 2599億ドル(2億ドル減)
3.Alphabet 1614億ドル(17億ドル増)
4.Microsoft 1255億ドル(13億ドル増)
5.Facebook 706億ドル(26億ドル増)
アマゾンすご!
ちなみに、アマゾンの売上高がどのぐらいすごいかって言うと…こんな感じ。
アマゾンの2805億ドル
=約30兆円
=トヨタ自動車の売上高とほぼ同じ
=日本で一番売上高が高い企業(東証一部上場企業の中で)
自動車を販売している企業とアマゾンが同じ売上高やねんで!わお!
でも、売上高だけ見るのは、あくまでも一側面だよね。純利益も見たいよね!
ということで、次は純利益ランキング!
◆純利益
1.Apple 552億ドル(7億ドル減)
2.Microsoft 392億ドル(137億ドル増)
3.Alphabet 343億ドル(11億ドル増)
4.Facebook 184億ドル(16億ドル減)
5.Amazon 115億ドル(15億ドル増)
アップルが首位にきました!これもすご!
アップルの純利益552億ドル
=約6兆円
ちなみに、日本で一番純利益が高い企業はどこかご存知ですか?
これもまた、トヨタ自動車なんですけど。
そのトヨタ自動車でさえ純利益は2兆円ほどです。
トヨタの3倍の純利益をたたき出しているのが、アップル!
純利益が高い企業順が分かったところで、そもそも主力事業・サービスはどのようなものなのか、ざっくりおさらいしてみましょう。
◆主力事業・サービス
1.Apple スマホ、パソコン
2.Microsoft PC用ソフトウェア、クラウドサービス
3.Alphabet 検索サービス
4.Facebook SNS
5.Amazon ネット通販、クラウドサービス
詳細は、後ほど述べますね。
◆注目度が高いのはどこ?
色んな数字を見てきましたが、一番注目度が高いのはどこでしょうか?
それを知るために、
各社の決算の+とマイナス要因を見てみましょう。
純利益の高い順に並べてみました。
1.アップル 552億ドル(7億ドル減)
市場では減収予想だった(2020年1-3月期)のに、増収を達成。
-要因:直営店閉鎖
+要因:音楽・ゲーム配信
今後の見通しとしては…
やっぱりアップルといえば、iPhoneなんですよね。ハードウェア事業への依存度が高い。そこが弱いなぁと。アマゾンも、アルファベット(グーグル)もマイクロソフトもクラウド事業をガンガンやっているのに、アップルはそこが弱い。これからはハードウェアの時代じゃなくて、ソフトウェアの時代になっていくでしょう、特にコロナ禍ではね。しっかし純利益は圧倒的に大きいのも事実。
2.マイクロソフト 392億ドル(137億ドル増)
クラウド事業シェア率2位っていうのがいいよね!
コロナショックによって、多くの企業がクラウドへの移行を進める中、チームズをはじめソフトウェアやクラウド事業のサービスがかなり期待できます。2020年1-3月期の売上高、過去最高だったしね。
3.アルファベット 343億ドル(11億ドル増)
クラウド事業シェア率3位!
クラウド事業は前年同期比で50%以上の売上高!(2020年1-3月期)
さらに、広告事業も前年同期比で10%以上の売上高!
ただし、純利益は市場予想を下回っていました。
事業の多様性という観点からでは評価が高い企業です。
4.フェイスブック 184億ドル(16億ドル減)
売上高が市場予想を上回った企業。
今年1万人を新規採用する計画。長期的な成長にも意欲を示しています。
ただ、ヘイト問題を放置したとして、風当りは強いです。
スターバックス、コカ・コーラ、ユニリーバなどが、フェイスブックの広告をボイコットしたのは、みなさんの記憶にも新しいのではないでしょうか。
5.アマゾン 115億ドル(15億ドル増)
ふふふ…一番注目されている企業、それは実はアマゾンです。
純利益は第5位ですが、研究開発費が他社と比べて圧倒的に多いのですよ。アマゾンの研究開発費って何かと言うと、技術とコンテンツです。
アマゾンについて、とっても分かりやすく素敵に企業分析しているnoteを発見したので、こちらに貼っておきます。
なんて分かりやすい記事!保存版です。
今のアマゾンの話に戻すと、こういうイメージです。
巣ごもり需要により爆速で成長しているネット通販
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安定収益を生んでいるクラウド事業
(クラウド事業のシェア率は脅威の50%!)
株価はこんな感じ。
3月下旬からは6割も上昇しています。
3月下旬に100万円買ってたら、もう160万円になってるよん。
PER(株価収益率)は、なんと147倍!
他の4社は、30倍前後です。
これから成長が期待できるからこそ、PERが147倍という数字をたたき出しているのです!
ということで、一番注目されている企業は、アマゾンでした!
みなさんは、どこの企業を一番注目していますか?
なるほど!と思ったり、参考になったよ!という方は、是非スキをお願いします!フルタイム勤務×1歳育児×家事の合間に、この記事を書くモチベーションになります!
Part1はこちら。
Part2はこちら。
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