見出し画像

好きだー!

何が好きか。


エッセイです。


私は、エッセイを読むのが好きです。


最近読み終えたのは、フリーアナウンサーである宇垣美里さんの『風をたべる』というフォトエッセイ。


以前、ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』に出演されていた時のインタビューを見て、どんな人なんだろう、もっと知りたいなと思っていました。役に対してストイックな感じが、好印象だったんです。


エッセイはその人の体験を知り、思った事や考えた事に触れられるので、テレビなどメディアに出ている時よりもその人らしさを知れる気がします。


いざエッセイを読み始めると、止まらない止まらない。
もう、タイトルのエピソードから好きでした。
ネタバレが気になるので内容については触れたくないのですが、このタイトルについては本の帯にも記載があったので引用したいと思います。

旅するー。
マレー語では、それを「マカン・アンギン」(makan angin)というと、教えてもらったことがあります。直訳すれば、"風を食べる"。
私は、もっといろいろな風を食べたいし、どんな味がするのかを知りたい。
今後どこへ行くのか、いつ終えるのか。私自身にもわからない。でも、ひとところにとどまることもない。
そして、私は無軌道の旅に出る。

宇垣美里/著 『風をたべる』より


これを読んで、風をたべるという表現がしっくりきました。素敵な言葉。
どこか初めて行く土地、国などで私たちが最初にしていることは"風を食べる"ことなのかもしれません。


マレー語に馴染みはないけれど、マレーシアという国にも少し興味を持てました。マレー語について調べてみると、シンガポールでもマレー語を使うんだそうです。初めて知りました。
こうやって新しいことを教えてもらい、そこからまた新たな学びを得る。
読書の醍醐味ですよね。


そして肝心のエッセイは、どれも本心を曝け出している感じ。飾らない言葉たちがスッと入ってきました。
それでいて毒を感じることはなく、愛情たっぷりの文章でした。
仕事だけじゃなく美容や生き方に対してもストイックな人なんだなという印象です。
努力を惜しまない人に私は憧れてしまいます。
そっち側に、行きたい…!

おまけに好きなアニメが一緒だったり、好きなブランドが一緒だったり、好きな土地が一緒だったり…嬉しい共通点も知れて舞い上がる私。


完全にファンになりました。


『風をたべる2』も出版されているようなので、
購入しようと思います!楽しみすぎる!


エッセイを通して色んな人の体験、気持ちを知りたい。たくさん知ることで、私自身、考え方の幅を広げていきたいです。


ここ数日は、好きな本に出会った時の幸福感に包まれていて幸せです。
この幸福感は何日も私を満たしてくれます。


また素敵なエッセイに出会えますように。

この記事が参加している募集

読書感想文

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?