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ワクワクを取り戻したクローゼット

私は元々、おしゃれには疎い方です。
ファッション誌を読むのは好きだけれど、自分のファッションに流行を取り入れるのは苦手。
真似してみるものの正解が分からず気恥ずかしくて、トップスをインするのすら私には難しくて。
結局いつも無難なカジュアルに落ち着きます。


さらには、毎日職場と保育園と自宅の往復という生活をしているうちに、おしゃれを楽しむという感覚が薄れていっていました。

諸事情でここ数年実店舗に洋服を買いに行けなかった事も原因の一つかもしれません。

今はインターネットで購入出来るから、そこまで不便では無いけれど、サイズやレビューを何日も吟味してやっと選んだ洋服がいまいちしっくり来ないのはよくあること。

そうやって、いつのまにか私のクローゼットは
ワクワクしない洋服ばかりになっていました。
「これでいいや」と選んだ洋服に袖を通すたびに、ほんの少し胸にチクリと寂しさのような違和感があったけれど、気づかないふりをしていました。


しかし、そんな私もついに先月、実店舗で洋服を購入する事が出来ました。
何着も抱えて試着室に入り、たくさん着替えて鏡を見る。
これもいいな。この色の方が似合っているな。
これは1サイズ小さい方がしっくりくるな。
この時間が最高に楽しかった。
そして選ばれた精鋭たちをお迎えしたクローゼットは、おしゃれのワクワク感を取り戻しました。


そして私は、大切な人とお茶する約束を取り付けました。
その日から、当日が待ち遠しくて仕方なくて。
もちろん会ってお話しすること自体が楽しみ。


それと同時に、あれ着ようかな、これ着ようかな、バッグは何にしようかな。
おしゃれを楽しむワクワクキラキラな感情が、
それこそ久しぶりに私の中にだーーーっと溢れていたんです。
すごくすごーく、久しぶりの感覚。


約束した当日は、決めていたお気に入りの洋服に袖を通し、天気を考慮してバッグや靴を決めて。朝からずーっと、ワクワク。


お会いしたその人は、「友人」と言って良いかわからないけれど、私にとって大切で今後もお付き合いしていきたい素敵な人。
沢山お話しして、聞いて、それでも足りないくらいあっという間に時間が過ぎていきました。


お気に入りの洋服がなかったら、「着て行く服がないもんなぁ」って、私から約束を取り付けることはなかったかもしれない。
こんなに楽しい時間を過ごすことはなかったかもしれない。


お気に入りの洋服を着るだけで、こんなに自分が満たされるとは知らなかったし、新しい経験のきっかけになることも知らなかった。
(正確には、忘れていたのかも。)
自分をご機嫌にする方法が1つ増えました。


そしてこれからは、何も予定がない日にもお気に入りの洋服を着てみたいと思っています。
雨の日だって、家にこもる日だって、楽しい日に出来そうな気がする。


身に付けるものは大切に選んでいこう。
改めてそう思いました。
もっともっと、クローゼットにワクワクを♡



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