見出し画像

『お金のむこうに人がいる』を読みました

経済の専門用語は、専門家がごまかす時に使われると筆者は言います。

この本は難しい専門用語なしで経済がわかる内容です。

この本を読むことで「お金の羅針盤」を手に入れましょう!

税の支払いを円貨でしか認めなくなったことで、貨幣を手に入れるため働くようになり、共に働く社会が広がった。

お金の向こうには必ず働く人がいる。
お金の価値は将来誰かに働いてもらえること。
誰が働いて、誰が幸せになるのか。


モノの価値は「売る価値」と「使う価値」がある。
価値を決めるのは自分自身。


人中心の経済とお金中心の経済がある。
 例) 誰のおかげで勉強できた?
   人中心: 先生のおかげ
   金中心: お金を出した親のおかげ

個人のお金が増えるのは、財布の外側があるからだが、社会の財布には外側がない。


お金は増減なく移動するだけ。
 人中心: 流れているだけ
 金中心: うばいあい

流れるお金が労働の配分を決め、その配分で未来がつくられる。
どんな労働がどれだけの幸せをもたらすのか?


お金は水のように流れている。
個人の財布は水たまり
税金として蒸発して
雲となり雨となり
流れていく……

社会の中でのお金の役割は労働の配分とモノの配分を決めること。


お金で解決できるのは「分配の問題」だけで「社会全体の問題」は解決しない。
お金を増やしても労働やモノは増えない。

政府が誰かにお金を渡すのは、困る人を変えているだけ。
国の財布は政府・個人・企業を循環するだけ。


財布の中のお金が自分を支えているのでなく、外の空間で人は支え合っている。


働く人がいなければ、お金は価値をもたない。
働く人がいなければ、お金を使えない。

支払うお金を稼ぐために働くことが社会に対する負担。


かつてお金だけでなく支え合う経済があったが、経済の目的はお金を増やすことになった。

お金の向こうの人に気づく。

お金を払うのは働いてくれた人への感謝。
お金を受け取ると誰かが幸せになる。
お金を払うと誰かが働いてくれる。


経済の目的はお金や仕事を増やすことでなく、幸せを増やすこと。
本文より抜粋

日本ではお金の話を外ではしてはいけないような風潮があります。

また経済は難しくて分からないからと諦めている方が多いような気がします。

この本は経済を2つの見方で説明しています。

人中心でお金を考えると、お金を受け取ること、使うことへの思いが変わります。

お金よりも注目するのは人
人が支え合う経済
お金の向こうには必ず人がいる

自分を幸せにするものにお金を使う
値段でなくて、ワクワクするもの
自分自身が豊かな気持ちになれるもの

お金が循環することで、幸せが循環して
ありがとうの連鎖になります。

お金の貯め方にばかりに注目されるけれど、お金は使い方の方がもっと大切です。


お金の本質はありがとうの循環、幸せの贈り合いなのです。

お金に対してブロックのある方
経済はよく分からないという方
そうした方に読んで欲しい1冊です。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます♡

この記事が参加している募集

#読書感想文

188,766件

最後まで読んでいただき、ありがとうございます スキしていただけると喜びます♡ フォローしていただけたらバンザイします♪ サポートしていただけたら踊り出します (*´▽`*)