見出し画像

『健康格差 ~あなたの寿命は社会が決める~ 』を読みました

WHO健康格差4つの要因
① 所得
② 地域
③ 雇用形態
④ 家族構成


家計に余裕がないと高い野菜や果物よりも、安価でお腹が膨れる炭水化物が多くなる
野菜よりファストフードの方が安い

低所得者ほど医療機関の受診を控える
低所得者は精神疾患 3.4倍
脳卒中 1.5倍の発症リスク

恥ずかしいと思って声を上げられない
健康格差を放置することは医療介護費用の増大を招く

高齢者の貧困問題
特養に入れないと平均20~25万円負担
安い無届施設だと12万位だが問題も多い

子供の貧困
菓子パン・お菓子・カップ麺
ゆとりのない家庭の子供は肥満や虫歯が多い
日本の子供の貧困は先進国で最悪レベル
貧困の子供の保護をしないと、進学率の低下、生活保護の増加等の社会理数がある

健康管理は自己責任か?
病気になった人が悪いのか?

現在の日本では自己管理できる時間や経済の余裕があり、意識高い人以外は健康維持できない

財政的な問題が人に対するとげとげしさを増している
社会保障に対する再分配の不公平感が健康=自己責任論の根源にある

自助努力には限界がある
健康は個人の努力だけでは守れない
自己責任で健康格差は解決できない

個人でなく社会全体のシステムを変える
再分配からこぼれた人が健康格差の当事者
高齢者だけで手一杯で現役世代や子供の健康まで手が回っていない現状

憲法25条
すべて国民は健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する


お金がないと健康に気を付けられないことは身をもって体験しています。
給料が安くてギリギリの生活をしていた若い頃、野菜量は激減。
そのせいで体温調節がおかしくなったのか、夏でも肌寒く感じていました。

メインの仕事だけでは生活が厳しくてバイトもしていたあの頃。
バイト先の人がご飯をご馳走してくれたり、家に呼んでくれ食べさせてくれたりしていました。
そういった人達がいなかったら私もこの本に出てくる人達のように身体を壊していたのかもしれません。

30年前の私の頃よりも経済格差による健康格差は広がっているようです。

子供の見えない貧困、非正規雇用の問題・・・・

このまま放置したら子供が大人になる頃、そして非正規の方々が年金受給者になる頃に大変な問題になります。

「健康は自己責任だけで解決できない」

今また仕事を失っている人が増えています。
10万を配るより本当に困っている人に手が差し伸べられるようになって欲しいものです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます♡



最後まで読んでいただき、ありがとうございます スキしていただけると喜びます♡ フォローしていただけたらバンザイします♪ サポートしていただけたら踊り出します (*´▽`*)