38度5分の体温で書く文章

インフルBになった。

昨日、微熱だったので、「インフル弱すぎワロタwww」と舐めプしてたら今日38度半ばまで上がっていた。咳と頭痛が特にひどい。

とは言っても、横になっていればそれほど害はないので、とにもかくにもやることがない2日間を過ごしている。寝るか、映画やドラマを見るか、本を読むくらいしかすることがない。

発熱した身体とボヤボヤっとした頭でベットに横たわっているときに、ふと「熱があるときに書く文章ってどんなだろう」という興味が湧いてきた。

体調不良で文章を書く機会など限られているので、記録として残しておこうと思った。

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今年は年明けから体調がずっと悪かった。咳が止まらずに、ついには発熱をして1月の半ばには会社を1週間ほど休んだ。そして現在のインフルBである。

私はお祓いなどの類は信じていないのだが、初めて神社に行ってみようかなという気持ちになっている。

人間とはなんて弱い生き物なんだろうか。「はぁ?お祓い?あんなん気休めだろ!!」と吹聴していたのに、現在は「ああ、今年はなんてついてない年なんだ。きっと悪い何かが憑いてるに違いない。ああ、神様、私を助けてください」と懇願するまでになってしまっている。神様の足を舐めたい。体調が悪くなると精神も磨耗する。

それにしても頭が痛い。頭痛というのはなんて気が滅入るものなのだろうか。

低気圧などによる偏頭痛持ちの人たちがいかに大変か身に沁みる。この苦しみを味わいながら仕事をしているなんて信じられない。強靭すぎる。そりゃみんな必死になって、いろんな先生のところにも行ってみるわけだ。

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ちょっと頭痛がひどくなってきたので、一旦文章を書くのをやめる。ウルトラマン並みに行動に制限があるな。

(1時間後)

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体調を崩すと私は体重が急激に落ちる。理由は単純で、体調不良になるとまず初めに食欲が私から抜け落ちてしまうからだ。

フルーツやゼリー、ヨーグルトというような食べやすいものしか口にしない。

上記の食事は減量以外にもデメリットがある。体温の低下だ。基本的にすべて冷たいので、食べ終わったあとに寒気に襲われるのである。

つまり、食事→寒気→食事→寒気→食事……という永久のブリザード地獄に囚われているのである。1人拷問。

この文章を書いていてようやく、「温かくて、食べやすいものを買えばいいのでは?」という当たり前すぎることに気づいた。夜ご飯用に春雨スープを買ったら泣くほど美味かった。遭難した地でようやく食料を発見したような感動があった。なぜ今までこんなに美味いものに気づかなかったのであろうか。

いやいや、これは決して私が要領が悪いわけでない。すべては体調不良のせいで頭が回らないだけなのである。体調が悪くなれば精神は磨耗するのだ。

「ああ、こういうときに結婚していたらなぁ」と一瞬思ったが、それは結婚の本質的な理由ではない。機能としてしか他人を見ていない考え方だ。

料理が美味しい人だといいな
掃除が好きな人だといいな
寂しいときに一緒にいてくれる人だといいな

という願いは、所詮は自分本意の考えでしかなく、相手が誰かなどはなにも考慮していない。家電を選ぶのと同じ感覚で人間を選んでいるようなものである。(もちろんそういった考えで結婚するのもありではある)

ということを頭の中でぐるぐると考えて、自分自身で反省をした。なぜ私はこんなに精神的ドMなんだろうか。精神的ドM喫茶があったらナンバーワンになれる自信がある。

さて、ここまで色々と雑に書いてみたが、普段とあまり変わらない文章な感じがする。体調が良いときに見返したらわからないが、結局は「自虐」と「結婚」、「世の中に対する憎悪」で私の人格は形成されている。体調悪いから精神が磨耗しているわけではなく、もともと精神がカラカラに日照りきった荒野なのである。

ああ、頭が痛い。また頭痛が襲ってきた。さっきヨーグルトを食べたから体温も下がって寒い。なぜ春雨スープのあとにヨーグルトを食べたのだろうか。絶対に温かいものをあとで食べるべきだった。この判断力の鈍さもすべて体調不良のせいだ。

ああ、寂しい。ああ、1人は辛い。

なぜこの歳になって誰も助けてくれないのだろうか、なぜ一緒にいてくれる人がいないのだろうか。

誰か!頼む!

料理が美味くて、掃除が好きで、寂しいときに一緒にいてくれる人!結婚してくれ!!!

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