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無くなった時

【メンヘラ彼女とトレーダー】


トレーダーはいつも、冷静でなければならない


雑念は消し集中力を高める


ほぼ情報収集で一日が終わる。


しかし、


このペースを崩す人間が、この世に


1人だけ存在している


唯一、俺のバリアに入ってくる恐怖の存在


俺は、そいつを【おでこ】と呼んでいる。


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2022/11/03


俺。 : 無くなったー。


その一言で目が覚めた


私の彼はトレーダーの仕事をしていて


いつもピリピリしているから、私はいつもわざと普通の顔をして平凡を装っている。


けれど、昨日の話では来週旅行に行こうと話していたのに、朝になって『無くなったー』などと言われると私だって非常に不安定になる。


それもそのはず。
彼が良う『無くなった』の一言はとても重たいからで、トレードで無くなる単位は数百万から数千万。


それだけの損失を出した状態で、『旅行しよー!』なんていえない。


彼がよく言うのは


俺。 : 遊びや生活で使っても良い経費は、自分の持っている資産の10%のみ。それ以上使うと資産を無くすので気をつけるように。


だから、私はあまり買い物しないし、飲み会にも参加しない。


そのかわり、遊ぶと決めた時は国を変えるし、旅行では思い切り楽しい事をする。


いつも心に決めている事は、

『中途半端な遊びをするくらいなら遊ばない』と言うこと。


もしも休みが長いなら、エジプトでラクダ乗りしたかったし、ラスベガスでポーカーにチャレンジしたかった。


けれど、4日間しか休みがないので、近場の国で『ある体験』をしようかな!と企んでいる。


おでこ : どうか、来週までに復活してください。

そう願いたいけど、そこまで期待はしないようにしてる。


だって、期待した時にそれが出来なくなると、ものすごく落ち込むけど、もしもそれが全て想定内の事ならそこまで悲くないから!!


おでこ : もし復活難しいなら、近場のマッサージでゆったり過ごすか、美味しいご飯を食べに行くでも良いよね〜。

俺。: うむ。


そんなかんじで、私は平凡に今を過ごしています。


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