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黄緑と緑と朱色

と、聞いて(読んで)、皆さんは何を思い浮かべますか?


トップ画像のような、美味しそうなサラダでしょうか?

答えは、このnoteの最後に出てきます。


話は、本日午後8時まで遡ります。


まる1日のパート勤務の後、夕食を終えた私は、子供たちから、今日の出来事や連絡事項を聞いておりました。

そして、息子の連絡帳を開いたときのことです。

「持ち物」の欄に、こう書いてあるのを見つけました。

「総の具」「紙ねんど」


この字面を見た瞬間、私の脳内を、ものすごい勢いでツッコミが駆け巡りました。

イヤ、「総の具」って何⁉️なんの調理実習⁉️そして何で簡単な「絵」じゃなくてわざわざ難しい「総」⁉️しかも「総」も「具」も漢字で書いてあるのに、「ねんど」の「ど=土」は何で漢字あきらめた⁉️6年生の3月にこんな漢字力で中学はどうなるんだ⁉️イヤその前に卒業はできるのか⁉️そもそも、うちに紙粘土なんてなくない⁉️田舎なめんな‼️この時間に空いている店で、紙粘土を置いてくれているところなんかない…


と、思ったら、ありました。

隣町の「ヤックスドラッグ」という神店舗が。

ヤックスは、過疎化が進み子供はおろか、人間よりイノシカチョウサルキョンに遭遇するほうが多くなったこの内房の辺境地で、朝8時から深夜0時まで開店してくれている上に、子供なんて絶滅危惧種並みに見なくなったこの町でも親切に、子供向けのおもちゃや三角定規や色鉛筆や各種ノートや件の秘物「紙粘土」を販売し日本人に生まれてよかったと思わせてくれる素晴らしき店舗なのであります。


斯くして、私と息子は早急かつ迅速に、隣町のヤックスへと向かいました。時刻は既に午後8時半。同じように紙粘土を手に入れんとする輩に買い占められていれば、別の店舗も回らなければなりません。


店に入り、すぐに私と息子は文房具の陳列されている棚へ向か…わず、息子だけが棚へ向かい、私は途中の「お買い得品」ワゴンの前で立ち止まり、商品を物色し始めました。悲しき主婦の性ゆえでございます。

すると、息子の悲痛な声が聞こえました。

「お母さん、紙ねんど売ってない」


イヤ実際には悲痛でもなんでもなく、のほほんと告げられただけでありますが、こちらとしては「そんなバカな」で一蹴です。
こう見えても母ですから、息子のことは手に取るようにわかります。冷蔵庫を空けて、目の前におやつが載っていても気づかないオトコです。なるべく依存させたくないと何かの記事で書いた気がしますが、もはやそんなことはどうだっていい私は1日じゅう仕事をしてきて疲れているんだ。


文房具の棚をよくよく見てみると、下の方に「かる~いねんど」と「紙ねんど」が並んでいました。それ見たことか母の感はよく当たる上に売り切れてなかったラッキーらっきー。


と思ったら、「紙ねんど」の1つが誰かイタズラしたものか、袋の口が開けられ、中身がカチカチに固まってしまっている。これはこのまま置いておいては、次に買う人が困るだろうと思い、店員さんへ渡してくるよう息子に告げると、

普段、私に何かお使いを頼まれると「えー?」「イヤだ」と必ず抵抗する息子が、さらら~と風のように紙ねんどを持って去ってゆき「あのー、すみません、この紙ねんど、口が開いて中身が固まっちゃってます」と店員さんにスラスラ説明し、また風のようにさらら~と戻ってきたので、

アラやればできるじゃない。とマダム風にほくそ笑んだ母なのでありました。
そんな、ちょっとした、息子にしてみれば何でもないようなことで、子育ての喜びを感じるんですから、母親というのはある意味、チャラい生き物でございます。


疲れて眠くて、テンションがだんだんおかしくなってきているのを感じますが、ついでにと他のものも買い込んで。

車に戻ろうと、店のガラスウインドーを眺めたとき、ハタと気づきました。


仕事着から何気なく、楽なパーカーと楽なカーゴパンツに履き替えて、買い物袋を持った私の色味は


黄緑、緑、朱色 の三色(マスクまで緑色)でありました。


完全に🥗の色味


…どおりで、店に入ったとたん、やけに店員さんの視線を感じるなと思った。。。



※koikedaeuさん、せっかくのオシャレな画像を、このような用い方をして申し訳ございません…💦

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