ニートの私が充実した日々を手に入れるまで【後編】
【変化の兆し】
ある日親知らずが生えてきたので歯医者に行きました。総合病院でしてたまたま肝機能の検査をPRしているところにばったりと。元々精神科の血液検査でも肝機能が宜しくないと言われていたので興味本位で肝臓検査を予約します。
検査の結果、重度の脂肪肝と言われました。元々長生きをする人生設計は頭になかったのですが祖父が肝炎からの肝癌で苦しみながら死んでいったので「肝臓で死にたくねぇな」とダイエットしようと決めます。
もちろん全てが順調に始まった訳ではありません。横須賀の某大学校で東京湾8キロ遠泳を経験しており平泳ぎはそこそこできます。そこでプールに通うものの運動量計ではあまり脂肪燃焼効率がよろしくない、メンタルが折れました。
しかも冬が訪れます、北海道の冬は移動が滅茶苦茶面倒なので引きこもりがちに。でもダイエットはしたいとぼんやりおもっておりました。
【運動の習慣化】
で目を付けたのがVRダイエット。vtuberのモデルを作ってくださった方に条件付きではありますが無償で3Dモデルを作成していただけたいておりました。これは凄い幸運だったと思います。折角3Dモデルだからと買っていたrift s、鬱っぽくてVRCも余りやらず死蔵しておりました。
有効活用できるかもとVRの運動系のゲームをポチポチと。
ガルガンチュアはゲーム性が高く運動では無い、ビートセイバーは音ゲー要素が強すぎる。
目的にピタッとあったのはBoxVRというゲーム、ボクササイズですね。好きな曲のMP3をぶちこむと譜面を自動で作ってくれるのも凄いモチベーションを高めました。
そっから一気に痩せます、最初はもう息が上がりまくりで登山用の酸素缶つかってましたが。そこらへんの経緯は私のノートをご覧ください、詳細なダイエットの経緯を自慢混じりに語っています。
【ダイエット大成功】
で3ヶ月かけて84キロから74キロくらいまで落としました。めっちゃ頑張りました、ここで大切だったのは運動量計ですね。私はfitbitというメーカーのものを使っています、元々は不眠の分析に買ったもの。消費カロリーが明確になるのでモチベーションを多いに向上させてくれました。
ぶっちゃけ運動しても最初は痩せにくい、体重計じゃ数字が出てこないので消費カロリー量がわかる運動量計はマジで神ツールです。
【ダイエットから筋トレへ】
BoxVRで運動の面白さ、成長感を感じた私は筋トレに挑むことにしました。精神の手帳で市営ジムが無料なのですが遠くて挫折、近所の有償ジムに通い始めます。ただ入会直後にコロナが来たので三ヶ月ほどホームトレーニングになります。
脚のトレーニングがなんか嫌いだったので腕、胸、背中に絞ってダンベルを上げ下げする日々が続きます。運動が好きになっていたのでモチベーションは維持して続けることが出来ました。
このころVRCで団体を立ち上げました。小規模ですがVRCというコミュニティに踏み込んだ訳であまり無かった人間関係が増え楽しくなりました。人との付き合いって重要。
【充実感の獲得】
でコロナも収まりジムに通う日々が始まります、これが楽しい!ダンベルの重量が伸びたり、限界の回数が増えたりと成長を実感できるのです。そして成長の次には新たな目標ができる。成長のループです、痩せるだけでなく筋肉もつく。筋肥大により目に見える効果があるので本当にモチベーションが高まるのです。やることの無かった鬱が治っただけの状態では味わえない充足感を得ることができました。
重度と言われた脂肪肝もすっかり正常値になり医者も「君みたいな患者が多かったら僕ら廃業だね」と驚くほど。脂肪肝は解消した訳ですが筋トレが楽しいので続いています。もしかしたらライフワークになるかもしれません、それくらい楽しいです。
はい、私のニート生活が充実するに至る経緯を語りました。
キーワードは楽しい習慣と成長感、人間関係です。次回、これを理論立てて話していこうと思います。
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