#7 Tokyo Minimal Life. |吊るす、隠す、連ねる。ちょっとした暮らしのアイデア集
自分好みの豊かな生活を実現することを目指して、日々の暮らしやインテリアをアップデートしていく、「Tokyo Minimal Life.」。
第7回目となる今回は、私が日々の生活で取り入れている「ちょっとした暮らしのアイデア」について。
美しいデザインの家具を取り入れたり、インテリア雑貨でデコレーションしたり……そんな華々しさはなく、どちらかと言えば少し地味なアイデア。
しかし、日々快適な生活を送るためにはぜひともこだわりたい、縁の下の力持ち的なアイデアをご紹介します。
……とはいえ特別なことは何もなく、皆さまも普段の暮らしの中で、既に実践されていることが多いかと思います。
ちょっとした工夫の積み重ねが、豊かな生活を支えてくれる。そんな思いから取り入れているアイデアたちです。
ちょっとした暮らしのアイデア集
吊るす。
まずは、「吊るす」。
私がモットーにしていることは、「水回りはとにかく吊るすべし」です。
シャワールームのシャンプーやボディソープは、床や棚に直置きせず、フックで吊るすようにしています。
宙に浮かすことで容器の底に水が溜まらず、カビの発生を防ぐという衛生的なメリットがあります。
また、詰め替えボトルをシンプルなデザインに統一することで、見た目もすっきり整った印象になります。
キッチンのシンクに置くスポンジも、吊るして浮かせたいもののひとつ。
私は下の写真のように、シンクにマグネットフックをくっつけて、そこにスポンジを吊り下げています。
吸盤タイプや蛇口吊り下げタイプのスポンジ専用収納もありますが、ひとり暮らしの小さなシンクですと意外に場所を取ってしまうので、私はフックひとつで簡単に吊るしています。
ボックスティッシュなどの生活感が出てしまう日用品を、いかにインテリアに馴染ませて配置するかは、重要な課題です。
我が家のボックスティッシュは、作業用デスクの側面に取り付けたマグネットフックに吊るすことで、なるべく視界に入らないように考慮しています。
収納ケースなどの中にしまうことも検討したのですが、それだとティッシュを使いたいときにすぐに取り出すことができません。利便性と天秤にかけた結果、今の形に落ち着きました。
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隠す。
続いて、「隠す」。
私が収納で心掛けているのは、「隠す:見せる=8:2」の法則。
インテリアを整えるうえで「見せるアイテム」は全体の2割に抑え、その他のアイテムはノイズにならないよう、隠して収納することを意識しています。
お部屋づくりでしばしば立ちはだかってくるのが、「配線問題」。
コンセントが欲しい場所にないために延長コードを引っ張ってみたはいいものの、床が雑然とした印象になるのと同時に、コードに足を取られて転倒するリスクも発生してしまいます。
我が家では、床や壁と同系色の配線カバー・配線モールを駆使して、延長コードを隠すように努めています。できる限り壁沿いにコードを這わせることで、転倒リスクを防止しています。
デスク周辺の電源タップについても、床に置きっぱなしでは見栄えが悪いため、裏面にマグネットテープを貼り、電動昇降式デスクの脚に固定しています。
デスク周りの配線は特にごちゃつきがちですが、普段は死角になる机の裏などにまとめることで、雑然とした印象を軽減することが可能です。
繰り返しになりますが、収納で意識すべきは「隠す:見せる=8:2」の法則です。
見せたいアイテムを置く場所をあらかじめ決めておくと、お部屋が散らかった印象になることを防げます。
また掃除道具や消耗品のストックなど、生活感が出てしまうアイテムは、必ず扉付きの収納にしまうことが重要です。
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連ねる。
最後に、「連ねる」。
ここでは、収納用グッズの統一感を意識し、お部屋の印象を整えます。
ポイントは、「揃えて、連ねる」こと。
同一規格、同一素材で揃えた収納グッズを複数連ねて配置することで、たとえモノが多くても、統一感のあるすっきりとした印象になります。
クローゼットやキャビネットなど、普段は扉で中身が見えない収納内の整理こそ、しっかり「揃えて、連ねる」を心掛けたいもの。
もちろん見える部分の収納も統一感を重視するとともに、ナチュラルなインテリアの雰囲気にあわせて天然素材のカゴを取り入れるなど、部屋全体との調和も大切にしたいです。
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