見出し画像

がんばりカード ー立ち歩き対策ー

教育相談に行き、色んなものに刺激を受けやすく注意散漫な傾向があることが、
WISC-Ⅳの検査を受けてはっきりわかったので、まずは生活環境を整えるところから始めた。

教育相談でのアドバイスを元に学校の担任の先生にも協力して頂いて、クラス内の刺激を少なくした。

1)座席は一番前に。
→教壇に立っている先生と黒板に集中させるため、なるべく、クラスメイトが視界に入らないようにする。

2)本を隠す
→立ち上がりの理由の一つが、クラス内の棚上に置いてある本が読みたくて、立ち上がっていた模様。でも、授業中に読んではいけないことはわかっているから、手には取らず、その本を眺めるだけにして我慢しているとのこと。なので、本も視界に入らないようにする。

このように環境を整えてみたものの、劇的に状況がよくなるわけでもなく
多少マシになったかな?くらい。
床に座って、椅子でノートを取ったりする姿はまだ見られた。
椅子より床が落ち着くらしい。
体幹が弱いのでは?という疑いもかけられたが、
バレエを習っていて、その先生からとても体幹がしっかりして素晴らしいですと言われていたので、それはなさそう…。

学校もこれ以上やれることがないかも…という感じで、
スクールカウンセラーから一度受診してみてもいいかもしれないと、
近隣の病院リストを渡された。

私的には、保育園では座って話を聞くはできていたので、病院を受診する前にもう少し家庭療法を試してみたいなと思い、色々と調べて、スモールステップ方式を取ることにした。それが、がんばりカードだ。

目標は、「授業中は椅子に座る」
静かにすることはできているみたいなので、まずは座るところから。
できる子からしてみれば、目標なの?という内容だが、何度注意されてもできていないのだから仕方ない。小さなことから少しずつ。
小2じゃなく、5歳くらいの子の目標だと思えば、こんなもんだろう。

担任の先生には仕事を増やしてしまって本当に申し訳ないのだけれど、このがんばりカードの丸付けをお願いした。
連絡帳に挟んでおいて、1日の終わりに先生に丸をもらう。
連絡帳を書いたら、先生に見せにいくので、その時に一緒にチェックしてもらえることになった。
これは、連絡帳の書き忘れと、よくページを飛ばして書いてしまうことがあるのでその防止にも役立った。そして、帰宅後は今日いくつ丸もらったよ!とすぐ連絡帳を出してくれるようにもなったので、始めたらいい事だらけだった。

1週間目 先生が◯の代わりにニコちゃんマークにしてくれて大喜びしていた長女

ポイントはあえて、×は書かない。
できたことだけ記録していく。
本当に座っているだけのことも多く、話を聞かないで一人消しゴムで遊んでいたり…。
でも、先生の声掛けもあって、1ヶ月後にはほとんど椅子に座って過ごすことができるようになってきた。パーフェクトの日は特別にスタンプを押してもらえたりと長女のモチベーションもアップ。さすが、学校の先生!感謝しかない。

3週間目
4週間目

順調な日々が1ヶ月ほど続いたので、目標を「椅子に座る」→「授業中に関係ないものは出さない、しない」とステップアップしたら、これがなかなか難しかったらしく、丸をもらえない日々が続いた。
授業中の消しゴム遊びや、工作などを辞めさせたかったけど、なかなかうまくいかず…。1か月ほど頑張ってみたけれど、椅子にも座れなくなってしまったので、
再度、目標を「椅子に座る」へ。

焦りは禁物。
少しづつできることを増やすサポートをしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?