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見えにくい子も遊べるおもちゃ・ゲーム まとめ

見えにくい子も遊べるおもちゃについてまとめます。随身更新していきます。


1.パズル

(1)触覚記号付きルービック・キューブ

それぞれの色ごとに異なる触覚記号のシールが付いていて、指先で確認できるよう工夫されています。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

新しいバージョンが発売されたようです。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(2)白いルービック・キューブ

先日ツイッターで見かけた白いルービック・キューブ。色は全面すべて白。触感は、ふわふわ・ボコボコ・ぴたっ・サラサラ・ツルツル・ざらざら…の6種で、素材は、皮、天鵞絨、アクリル、毛など。真っ暗でも遊べるし、色だけならどの組み合わせも"正解"と言えそうとのこと。

現在、日本点字図書館わくわく用具ショップにて販売中です。

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(画像はTwitter@HondaAshitaより)

(3)はずる

組み合わさった金属の輪をはずし、それをもう一度もとの形に戻すところまでがゴールの知恵の輪です。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(4)ぴったりしきつめ かずパズル100

1~10の「数のピース」を組み合わせて、ボードの中にぴったりしきつめるパズルです。100個の凸があるボードに凸のあるピースをしきつめて遊ぶことで、遊びながら数量の感覚を養います。 

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(5)点字ナンバー 1-10

この10個のタイルセットで点字を簡単に学ぶことができます。数字の1から10までとそれに対応する点字が特徴で、裏面には数を学ぶための葉っぱの模様が掘り込まれています。 

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(画像はプラントイズジャパンより)

(6)スマートエッグ

ハンガリー発のたまご形の3Dパズルゲームです。付属のスティックをたまごの頭の穴から通し、迷路を通ってたまごのおしりからスティックが抜けたらゴールになります。テクノ、ロボ、マミーの3種類があります。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(7)点字学習パズルFittle

ドイツの玩具メーカー・Ravensburger。インドの眼科専門研究機関であるL V Prasad Eye Institute(LVPEI)と協力し、子供が楽しく学べる点字学習キット『Fittle』を開発しました。
3Dプリンタで作られた立体的なパズルは、その形を示す単語の綴りが印字されています。例えば4つのブロックを組み合わせると魚の形になるこのパズルは、それぞれに点字で『F』『I』『S』『H』と書かれているという具合で、各パーツには連結するための凹凸がついています。

RavensburgerはFittleをインド国内176ヶ所の眼科に無料で配布したほか、HPには誰でも自由にダウンロードできる3Dデータを用意しているそうです。

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(画像はAdGangより)

(8)レゴブロック

レゴのLEGO Braille Bricksシリーズは、触って点字のアルファベットと数字がわかるようになっています。上下を間違えないよう下のスペースは空いています。

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(画像はGigazineより)

(9)スネークキューブ/ルービックスネーク

「目が見えなくても開封後にすぐに遊べてしまう」と視覚障がいの方のブログでも紹介されていました。

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(画像は楽天市場より)

2.カード

(1)点字付きトランプ

カードの左上角た右下角に点字が打ってあるトランプです。点字は表面と裏面のどちらかを選べるようです。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

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(画像は日本ライトハウス情報文化センターより)

(2)マークと文字が大きいトランプ(弱視用トランプ)

①スパーブ・ブリッジサイズ・ジャイアントインデックス

マークと数字が大きく印刷され、見えにくい方だけでなく、子どもやお年寄りにもわかりやすいデザインです。

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(画像はPENTACLEより)

②ビッグ・インデックス

文字とマークが大きく見やすいトランプです。

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(画像はPENTACLEより)

③バイスクル ロービジョン

数字とマークが大きく印刷されていて、スペード=ブラック、ハート=レッド、クラブ=ブルー、ダイヤ=グリーンと色分けされているので、直感的に何のカードがわかるのが特徴です。

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(画像はPENTACLEより)

④EZC

白黒反転と白赤反転のトランプです。

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(画像はジオム社より)

⑤ Newビッグバイシクル

96mm×143mmのビックサイズのトランプです。画像の左側が通常サイズのトランプです。

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(画像はジオム社より)

(3)こどもトランプ1to10

1から10までの数字とくり抜かれた4種類のマークだけの裏表のないデザインで、初めての数字遊びにぴったりの、計算力、協調性、感受性、観察力を育てる知育トランプです。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(4)点字付きウノ(専用カードトレイ付き)

カードに点字がついています。点字付きのカードは山札が厚くなってくずれやすいので、オリジナルの専用の紙製トレイが付いています。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(5)フラッシュカード

カードのおもて面に2から7のいずれかの数字、裏面にはひらがな1文字が描かれており、それぞれの面に対応する点字シールが貼ってあります。

数字が上面の状態の山札から一枚をめくり、ひらがなを上にして山札の横に置きます。めくったカードのひらがなから始まり、山札の一番上のカードの数字と同じ文字数の単語を制限時間内に正しく単語を発声できれば成功、失敗した場合は場の全てのカードを抱えます。終了時獲得したカード枚数が最も少ない人が勝ちです。
たとえば、ひらがなが「う」で、山札の数字が「4」なら「うぐいす」と時間内に発声します。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(6)点字付き百人一首

①ロービジョン対応点字付き百人一首かるた取り札

白黒反転拡大文字の百人一首かるたの取り札に、タックシールで点字が付いています。点字は古文表記と現代仮名づかいのどちらかを選べます。全日本かるた協会・百星の会監修の遊び方・ルールブック付きです。

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(画像は京都ライトハウスより)

それ以外にも競技者用かるた台や、点字付き お坊さんめくりも販売されています。

② 点字付き五色百人一首

日本点字図書館わくわく用具ショップオリジナルの点字付き五色百人一首です。取り札、読み札、遊び方ガイド、歌一覧、かるた台がセットになっていて、それぞれ単体での購入も可能です。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(7)点字ビンゴカード

amazon駿河屋などで数字の点字が表記された、点字ビンゴカードが販売されています。

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(画像は音楽修行日記より)

(8)点字付き花札

上下片角に点字で表示されています(まつ 数符20、うめ 数符15、さくら あか(赤反)、あめ 数符5など)。

残念ながら現在は販売を終了しているそうです。

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(画像は日本盲人会連合 用具購買所より)

(9)大テンジ大会

点字が記載されてるカードを机に並べて、その上に風呂敷を被せて触りながらペアを探す神経衰弱ゲームです。カードは13種類です。大テンジ会(基本的な神経衰弱ゲーム)、大乱闘テンジ会(全員でリアルタイムで遊ぶ「大テンジ会」)、テンジカルタ(読手が読んだ札をさがして取るカルタ)の3種類のゲームを遊ぶことができます。

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(画像はGameMarketより)

(10)目を閉じるかるた

グラフィックデザイナーの尾一平(@keltoto) さんが考案した、読み手が札の「ちくちく」「ふさふさ」「ごつごつ」といった触覚を表す擬態語“オノマトペ”を読み上げ、目を閉じた取り手が該当する札を手触りで探し当てるカルタです。

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(画像はBIGLOBEニュースより)

(11)おばけはおまえだ!

「おばけはおまえだ!」は音を使った人狼のようなカードゲームです。遊ぶにはカードだけでなく、スマホとイヤホンが必要です。

イヤホンで1人ずつ同じ音を聞き、机に並べられたカードから、その音に一番近い絵柄を選びます。その後、なぜそのカードを選んだのか理由を話します。ただし1人は音が聞こえません。その人がおばけ役になります。音を聞いた人は、おばけを探します。おばけは上手にみんなをだましましょう。

GIFT10INDUSTRYより

(画像はGIFT10INDUSTRYより)

3.ボードゲーム

(1)視覚障害者用オセロ

盤のマス目の仕切りがあり、局面の確認のために盤上のコマを手で触っていてもコマがマス目から移動しません。またコマの黒面にはうず巻き状の凸線があり、コマの表裏の識別は触感でわかります。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(2)大回転オセロ

盤とオセロ石が一体になっていて、オセロがずれたり落ちることがありません。盤の1マスずつが回転するようになっていて、マスを回転させる事によって黒の石、白の石、盤面と変える事が出来ます。

コマの黒面にはうず巻き状の凸線があり、触って識別できます。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(3)きのこの山VSたけのこの里 オセロ ゲーム3

明治の人気チョコレート菓子「きのこの山」と「たけのこの里」にそっくりで原寸大の2つのコマをつなげたオセロ石で遊ぶ立体型オセロです。

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(画像はAmazon.co.jpより)

(4)立体囲碁アイゴ

盤面の線が立体に浮き上がっており、碁石の裏側には切れ目が入っていますので、しっかりと碁石を盤面に固定できるようになっています。黒の碁石には突起があり、触って識別できます。裏面は九路盤になっています。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(5)どこでもGo

携帯用の立体碁盤です。黒石の中央には触ってわかるよう点がついています。また碁石をはめ込むので、揺れても触っても大丈夫です。

購入は視覚障害者も打てる携帯型碁盤を作る会まで。

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(画像は視覚障害者も打てる携帯型碁盤を作る会より)

(6)新晴盲両用将棋盤と将棋駒

盲人福祉研究会で販売されています。

マスの仕切りの山が本格木彫になっていて、駒がずれません。
また駒は彫り駒で,駒の下に鋲が打たれていて、駒の種類や成り・不成を触って知ることができるようになっています。

日本盲人会連合主催で毎年、全国盲人将棋大会が開催されています。日本将棋連盟にもレポート記事がありました。

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(画像は広島国際大学将棋部より)

(7)デラックス・チェス

木製駒差し込み式のチェスです。ボードは、折りたたみ式です。

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(画像はジオム社より)

(8)アラビアの壺

3種類の音の鳴るツボを3個ずつ使い、記憶と音を頼りに遊ぶボードゲームです。

ツボをふるとカラカラ、コロコロ、シャラシャラとそれぞれ違った音がなります。3×3マスのボードの上に9個のツボを置き、1個を選んで振って音を鳴らすか、たて横隣り合ったツボを入れかえるかを順番に行い、たて横ななめのいずれかの一列に同じ音の壺を並べると勝ちになります。

ツボの1つを付属の音のしないツボと交換するとさらに複雑になり記憶力と推理力がより試されるゲームになります。

アラビアの壺の紹介はこちらから。

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(画像は日本ライトハウス情報文化センターより)

(9)目我天(めがて)

 4×4マスのボードと、平面駒、穴開き駒、2つお合わせたリバーシブル駒の3種類の各8個駒を使うゲームです。

プレーヤーは順番にボードに1駒ずつ配置します。手番でどの駒を使っても構いません。ダブルの駒は上にする面を好きに決められます。

・全ての駒は空きスペースに配置することができます。
・全ての駒は1段の高さの駒の上に積み重ねて配置することができます。
・2段の高さ以上の駒の上には、どの駒も配置することができません。

したがって3段の高さを作るためには、1段の駒の上にダブル駒を置く方法しかありません。

以下3つの勝利条件の一つを早く作ったプレーヤーの勝ちとなります。

1:駒の種類に関係なく、縦横斜めに1段2段3段の階段状に並べれば勝ち。
2:駒の種類に関係なく、縦横斜めに同じ高さで4目並べれば勝ち。
3:駒の高さに関係なく、縦横斜めに表面が同じ種類の駒で4個並べれば勝ち。

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(画像はMegatehより)

目我天を体験、紹介している記事がこちらにあります。

(10)立体4目並べ(Connect Four)

向かい合った2人が、立ったゲーム板の上からそれぞれの持ち駒で穴を埋めていきます。縦・横・斜め、いずれかの方向に駒を早く4つ並べた方が勝ちです。ゲーム板は黄色、駒は赤色と黒色があり、黒色駒は真ん中に穴が開いています。

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(画像はジオム社より)

(11)ダイスゲームいろいろ(点字冊子)

ダイスを使ったゲームを5種類紹介しています。「ドロップ デッド」「スリーダイス」「センテニアル」「21点ゲーム」「ポーカーダイス」とあり、それぞれダイスを1個~5個使用します。また凸店で数字が触ってわかるダイスも販売されています。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(12)ダッタカモ文明の謎

「ダッタカモ文明の謎」は、 「視覚に障害があっても、なくても、一緒に楽しめるゲーム」というコンセプトで作られたゲームです。

生徒が博士が袋の中で触った想像しているものに対して、 博士に質問をして、3周するまでに答えを当てます。

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(画像はダッタカモ文明の謎より)

(13)モンスターパーティー

「モンスターパーティ」は、場の箱を選んで取っては四隅のどこかに指を突っ込んで、点字式の突起の感触だけで形状を識別し、場に提示された今回の記号型モンスターたちを探し当てる、協力と対戦の2種類のルールを楽しめるゲームです。

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(画像はすごろくやより)

(14)ふれあいどうぶつしょうぎ

熊本大工学部の公認サークル「Soleil(ソレイユ)」が開発したものです。駒をはめ込める4×3マスの盤面に、自陣に4つ駒を置いて戦います。どうぶつしょうぎと同じように、駒の上には凹凸のある4種類のマークを付け、マークの形で進める方向が分かる仕組みです。駒はマスにはめ込みます。駒と駒のマークとと盤面は白黒で弱視の方にも見えやすくなっています。

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(画像は毎日新聞より)

(15)グラマ

Blined Projectが開発したボードゲームです。「重さの感覚」と「重さの表現力」を使って、それぞれのプレイヤーの持つ巾着袋の重さを揃えてトレードを成功させていく「協力型のゲーム」です。

(画像はblined Projectより)

(16)その他

これら以外にも、視覚障がいの方が楽しまれているボードゲームも多数あるそうです。

視覚障がい者向けに考えられたボードゲームについてのブログがこちらにあります。

4.音の出るおもちゃ

(1)ちーちゃなほいくしさん チアフルくまちゃん

はみがき、おしょくじ、トイレなど、毎日の生活習慣をくまちゃんが応援する、ちいさなくまの保育士さんです。口をパクパクして、しつけうたや手遊びうたを歌ったり、ものまねしたり童話をお話します。 

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(2)ライト&オーケストラバイオリン

有名なディズニーやクラシックの名曲を簡単に弾くことができるおもちゃのバイオリンです。子供用に小さく設計されており、ボタン等は触ってわかりやすい大きさです。ピンク・ブルーの2色があり、入っている曲が一部異なります。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(3)おしゃべりタイマーなど

①チューチュータイマー

コック帽をかぶったネズミの顔のタイマーで、鼻を押すか冷蔵庫の扉を開閉するとおしゃべりをするおしゃべり機能と、鼻の下の蝶ネクタイを押してタイマーをセットし、鼻を押すとスタート・ストップするキッチンタイマー機能があります。フリートークは45種もあり、日常生活の笑顔を増やします。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

②ライオンのおしゃべり温湿度計

手のひらに載るサイズのライオンの形をした、音声と光でお知らせする温湿度計です。熱中症やインフルエンザ対策に、お部屋の光センサーとしても使えます。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

③にゃんこ計 ミケネコ

手のひらに載るサイズのネコの形をした、音声と光でお知らせする温湿度計です。熱中症やインフルエンザ対策に、お部屋の光センサーとしても使えます。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(4)なごみケーションにゃんこ

話しかけたり、なでたりすると頭としっぽを動かしておしゃべりする猫のぬいぐるみです。おしゃべりモードと猫モードの切り替えができます。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(5)なでなでワンちゃん

なでなですると、本物の犬の声でお返事をするアニマルセラピー効果を備えた犬のぬいぐるみです。鳴き声は、頭・背中・しっぽのなで方、触り方の違いで合計18種類あります。また、音センサーを内蔵しているので、呼ぶと「ワン」など合計4種類の声で鳴いて答えます。

ワンちゃんの種類は3種類あります。黄土色のカールした毛並みの「トイプードル」、全体がこげ茶色で手足と口周りが橙色の「ミニチュアダックス」、全体がきつね色で手足とお腹、口周りが白色の「しば」です。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(6)音声認識人形おしゃべりみーちゃん

みーちゃんの声は、本当の4歳の女の子。あどけないその声で、あなたと一生懸命にお話ししたり歌ったり。みーちゃんと一緒にそんな日々を過ごすうちにきっと大切な家族に思えるはずです。あなたの隣にみーちゃんを。笑顔と元気いっぱいのすてきな毎日が始まります。

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(画像は日本点字図書館わくわく用具ショップより)

(7)ゲームロボットシリーズ

ゲームロボット50は、光と音を使ったゲームで、遊びながら音感、記憶力、計算力、集中力、瞬発力などの脳力が育成されます。

音を使って視覚障害の方でも遊べるゲームが34種類あり、共遊玩具に認定されています。同じシリーズでゲームロボット15、ゲームロボット25もあります。

HANAYAMAのホームページでは、遊び方の説明書や遊び方ガイドの音声データをダウンロードすることができます。

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(画像はHANAYAMAより)

さらに2020年2月には音声による案内や解説が付いたゲームロボットAIが販売されます。

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(画像はHANAYAMAより)

5.ビデオゲーム

見えにくい人がパソコンやスマホで遊べるゲームもあります。

視覚障害者向けゲーム一覧WIKIWIKI.jpでは、パソコン上でスクリーンリーダーを活用して遊べるソフトが掲載されています。

視覚障害者向け アクセシブルゲーム情報 まとめWikiでは、ハードウェア別やアーケード、パソコン、スマホのアプリなど様々なコンピュータゲームが紹介されています。

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(画像はAmazon.co.jpより)

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(画像はamazon.co.jpより)

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(画像はamazon.co.jpより)

良藝館では、視覚情報を用いずプレイできるゲームの情報がまとめられており、ゲーム内容やその操作方法に至るまで詳細なレビューと合わせて記述されています。

にゃんちゃんの家では、自作のオーディオゲームやオーディオゲームの紹介がされています。

全盲のゲームクリエイターがつくる音だけのゲームについての記事はこちらです。

またパズルゲーム「ぷよぷよeスポーツ」では、色覚障がいの方に対応した配色に変更できるそうです。

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(画像はGAMEクロスより)

プレイステーション4用のゲーム「The Last of Us Part II」は、視覚や聴覚に障がいがある人でもプレイできるようなガイド機能いわゆる「アクセシビリティ機能」が、ゲーム史上最高の出来映えと評判になっているという記事を見つけました。ゲームオブザイヤー2020に輝き、Innovation in Accessibility部門も同時受賞され、全盲の方もクリアできると話題になっています。

『Ichi – The Blind Ronin』は盲目の剣士、座頭市をモデルにしたゲームで全てを音声だけでプレイします。

またストリートファイターやマリオカートなんかを音だけでプレイされている方もいらっしゃいます。

eスポーツを通じて、障害者が自分らしく・やりがいをもって社会参加する支援を行っているePARA(イーパラ)という会社もあります。

6.ゲームアプリ

(1)A Blind Legend

音だけを頼りに画面をタップやスワイプ、ピンチして攻撃や防御、移動をしながら戦うアプリです。英語版のみなので注意してください。

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(画像はApp Storeより)

(2)Crafting Kingdom

色々な資源からアイテムを作って売っていくことで、王国を大きくしていくクラフトゲームです。VoiceOverに対応しています。

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(画像はApp Storeより)

(3)冒険者ギルド物語

種族・職業を選んでキャラクターを自由に制作できる、放置型のロールプレイングゲームです。冒険者ギルド2もあります。VoiceOverに対応しています。

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(画像はApp Storeより)

(4)Two Dots

Two Dotsというパズルゲームには、色覚障がいの方のために、色覚サポートが設定されています。

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(画像はスマホゲームCHより)

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(画像はドアットアップスより)

(5)音戦宅球

飛んでくる球の音をたよりに、飛んでくる方向ととタイミングを合わせて球を打ち返す新感覚のサウンドスポーツゲームです。

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(画像はTANYS福祉テクノロジーより)


その他、三毛猫のゲームアプリというサイトでVoice Over対応の視覚障がいの方が遊べるゲームアプリが紹介されています。

オーディオゲームセンターという聴覚のみでゲームをプレイするイベントも開催されました。

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(画像はこここより)

7.おもちゃカタログ

(1)日本玩具協会

おもちゃに関しては、日本玩具協会が「目や耳の不自由な子どもたちも一緒に楽しめるおもちゃカタログ」を出しています。PDFと点字版のダウンロードも可能です。

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(画像は日本玩具協会より)

タカラトミーなどでの誰もが一緒に遊べるおもちゃのための取り組みが、日本玩具協会によってまとめられた「共有玩具ハンドブック」も作られています。

(2)タカラトミー

タカラトミーは共有玩具の推進に積極的に取り組まれている企業です。

「音のカタログ」では、各商品の開発者が主に視覚障がいの方向けにおもちゃの動きやカタチを言葉で説明し、また音も紹介しています。

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(画像はタカラトミーモールより)

また「いっしょにあそぼ。おもちゃカタログ」も発行されています。

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(画像はタカラトミーモールより)

おもちゃカタログには、

①目の不自由なお友だちも一緒に楽しめる盲導犬マーク

②耳の不自由なお友だちも一緒に楽しめるうさぎマーク

③よりたくさんの方に楽しんでもらえる工夫をしたUDマーク

がそれぞれ対象のおもちゃに掲載されています。

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(画像はタカラトミーモールより)


表紙の画像はタカラトミーモールから引用した盲導犬マークです。